夏空⑥
ソラちゃんは
念願のパイナップルフラペチーノを飲んで
家に帰っていった。
「おばさん、5時の新幹線に乗ったから」
「ありがとうヒロトくん」
「突然ごめんね
ソラ、お叔父さん達が引っ越してきた時
ヒロちゃんも一緒に来ると
楽しみにしてたのよ」
「だから
1人で暮らしてるって聞いて
心配だから行ってもいい?」
ソラちゃんの来訪が
僕を心配してのことなのか
パイナップルフラペチーノを
飲みたかったのか
本心はわからないけれど…
「本当にそれでいいの?」
「うん。これがいいの」
「ソラちゃんの髪はくるくるしてきれいな髪の毛だね」
おわり