【酒呑みエッセイ】出張後にマッサージを受けてビールをキメた30代独身男性の末路
気付くと時計は予約時間の10分前を指していた。
足早に更衣室へ戻り、館内着に着替える。
サウナでしっかり昇天した後だが、まだ極楽は続く。
館内のマッサージを予約しているのだ。
エレベーターに乗り、マッサージ店のあるフロアへと向かう。
フロアでは、すでにマッサージ師さんが待っていた。
愛想の良いおばちゃんだ。
若い女性を期待していたことは置いておこう。
ベッドが並ぶ部屋に案内され、言われるように横になる。
「凝ってるところはありますか?」
マッサージ師さんが