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【Outer Wilds】自分のただ一つの航行記録とその宇宙の話【ネタバレ有】

Twitterのフォロワーがこんな投稿をブログにしていました。

アカデミー賞受賞の神ゲー、Outer Wilds感想

うわ……このゲーム傑作の予感! やりてー!
というわけで早速買いました。

11/10が私のOuter Wilds記念日だ!!

……当時の私、そしてまだOuter Wildsをやっていない人に言いたい。
なんでもいいから動画と音声を残しておけ……!と。
この時はまさか自分の存在しないプレイ動画を探してYouTubeを日夜さまようことになるとは思ってもみませんでした😭😭😭

!以下、ネタバレ満載です!
まだOuter Wilds をやっていない人は読まないで下さい。
このゲームはネタバレで著しく楽しみを削がれます。

まず書き溜めていた各惑星の記録から……。

木の炉辺

操作に慣れるまでは探査艇発進させたつもりが重力に吸い寄せられて落下……木にひっかかって離脱不能とかやっていた(皆やるが)。
よくやったのは発進させてすぐ星図をどれどれって開いて落下するやつ(星図を開いてる時も時間が進むのをすぐ忘れる、みんな忘れる)。


Twitterのアドバイスに、木の炉辺のチュートリアルはそこそこでいいからさっさと宇宙出ろ!ってのがあって、良いアドバイスだと思った(趣がないけど……)。

宇宙ゲームだと思って始めたら牧歌的な村が出てきて、青い肌した4つ目の(地球人から見て)エイリアンがほらチュートリアルやでって面喰らって頭がいっぱいになっちゃうもん……ちなみに、「私目が4つあるーーー!(みたいーーー!)ーっていうのがこのゲーム最初の衝撃。

アトルロック

最初に降り立った星。
最初の時点だと当然遺跡での会話をふんわりとも理解できず、Nomaiアイテムの使い方、動作の仕方もわからず、観測所もなぜ一つだけパネルグルグルしてしまうのかもわからず離脱。

でもすごく好きな星。
他の星に比べると本当に何もない星なのに、眼観測所のパネルを見るたびに、最初にこのゲームはじめた時の神秘的な気持ちを思い出す。

ちなみにここから木の炉辺のワープポイントが気になって宇宙服のままダイブして死んだのが初死。

巨人の大海

ここは全面が水、重力強くて降りやすいので好き
星入った時にぐるんっと探査艇が廻るのもアトラクションみたいでよい。

事前にここのスクショなどをレビューで見てしまったのが惜しい。
初見かなり圧倒されると思う。

他の星より探索範囲がそれぞれ狭くて攻略しやすかった。

■発射モジュール
序盤で来てしまったので話を理解せずに出てしまった。
日本語訳がなー。

■探索機追跡モジュール
座標がファアアンって出た時の興奮度やばい。
ノマイー! 成功してたよー!(ドンドンドンドン) ノマイー! 誰もいないのか??? ノマイーー!? 

脆い空洞

本格的に探索した最初の星。
最初の探索では探査艇のまま地下入って仮居住地の通路に無理矢理止めて付近探索しようとした思い出……探査艇の操作に慣れてなくて苦労した。
しかもハッチの下が奈落と気づかずブラックホールにダイブ。
その後降りる時はハッチの下が地面か確認するようになった(成長するんです、宇宙飛行士は)。

■南部観測所
重力砲付近から入ったので存在を知ってからは3回くらいのリトライでたどり着けた。
量子知識の塔付近から入るの大変らしいですね? こっちのルートで精一杯だったので良かった。

「眼」のアイコンを脆い空洞と勘違いして「脆い空洞表示すると模型が安定しないのなんでなの〜?」「脆い空洞に何かがあるのか!?」って思っていた(おばか)。
(「眼」のアイコンってブラックホールぽくない? ぽい!!)

■量子知識の塔
ここ上どうやって登るんだろ? って考えてたらブラックホールに吸い込まれたので登り方を考える必要が無かった。
こういう幸運から来る進み方の変化もこのゲームの醍醐味ですね。
ただ、暗闇の中塔を探すのが操作も難しくて大変だった(見つからないまま時間切れしたループもある)。
今の私だったら塔に先にリトルスカウト打ち込んでおけよ! と思う……。

■ブラックホールの鍛冶場
探査艇で無理やり乗り込もうとするのは皆やる。
行き方わかるまでも苦労したけど、到着したのに重力床踏み外して落下を2回やってるのでいい思い出が無い。癖でジェットパック使っちゃうよね!!

■シャトル
これで月に行けるのかと勘違いして玉ガチャガチャ。
シャトルは罠!

■ホワイトホールステーション
ウウー! まーたブラックホールに吸い込まれちゃったよクソー! って思って周回してたらなんかある? 入れる? と思ってたら足が床について感動。
このゲームをめちゃくちゃ楽しんだ瞬間だった。

誰でも一度はブラックホールに吸い込まれてると思うけれど、そこからホワイトホールのワープに気付いて、各星の謎の2つの渦巻きがワープ先と気付いて、なんやかんやでブラックホールの鍛冶場に行ける方法思いつくってめちゃくちゃ綺麗な流れじゃないか? このゲーム導線がすっごい!

灰の双子星

一番か二番に詰まったポイント。
核への入り方がわからなくて……。
超新星爆発に耐えるくらいだからワープで行くってのは予想したのだけど、

壊れてるほうの塔はワープしたいのに砂に吸い込まれる!
→砂が流れ終わってからくればいいんだ
→砂が無くなってしばらく立ってるのにワープできないよ!(たぶん今思うとバグかなにか)
→こっちの塔のワープの石は壊れてるのかな? そもそも燃え盛る双子星にしか行けないのかな?
→あっ、超新星ばくはつだ!!

って無理なのかーって離脱しちゃったんだよね……
その後砂の無い星を何度もピクニックしまくったり、ソーラーパネルに登ってあたりを見廻したり……各地を色々廻ったり……ウッ……(嫌な思い出!!!)

あとから思えばヒント色々あったのに。
このゲームは正解の方法なのに一度ダメって思ってしまうと詰まってしまうことがある。

個人的に、このゲームはプロジェクションストーンで見るプロジェクトの場所が最怖ポイント。
生身で行ったらそうでも無かったが(プロジェクションしてる時の音がコワイ)。

やっている時はちゃんとわかってなかったけど、大体の人が最後の方で行く核内のお星様みたいなキラキラ、最初の星の木の炉辺で見るキラキラ石と同じものって美しすぎるでしょ……。

■ワープの塔
機能性だけ保てばいいのに、意匠凝らしちゃって……ノマイのそういう職人気質なところちゅき。

燃え盛る双子星

Outer  Wildsってなんちゃら恐怖症になりそうなポイント多いけどここはダントツ! 閉所恐怖症、暗所恐怖症の合わせ技!
でも砂ギミックはいいよね〜。

太陽なき街はめちゃくちゃ通ったのでそこまでひょいひょい進める。
行くの大変なのにそこからのルート多いのなに?(ショートカットは……見つからなかった……)

■高エネルギー研究所
ここのギミックがわからないおかげで数度通ったので行き方完璧に。
それでも最初に上向きの研究所行きエレベーター見た時はおおーーーってなったよね。

何度か行ったことも、やっぱり塔の片方が燃え盛る双子星なら、もう片方は灰の双子星へのワープだって壁画見て確信できたし無駄では無かった。
このゲームに無駄なループなんて無い!

そういえば壁のワープコアに気づかず無駄にリトルスカウトを隙間に撃ったりしていたな(てっきりワープコアは綺麗な飾りかと……)。

■湖底の洞窟
アクションむず!
南部観測所よりこっちのほうが嫌でした。
でもほんとに出れて良かった(行方不明のノマイもね)。
このゲーム始める前に誰でもわかる!量子力学!を読んでいたので色々受け入れられた。

侵入者

あの光景を思い出すだけで胸が苦しい〜!
みんな行き場の無い思いをどうやって消化したのかなあ、はあ……。

小さく見えるけど中に入ると広く感じる星だった
家建てる時の基礎と一緒。

運良く降り立ってすぐ中に入れたし、来たのが後半で操作激慣れしてたので死なずに核心に触れられた。

ここでOuter Wildsプレイする実況者に言いたい!
撮影モード! リトルスカウトには撮影モードあるよ! 撮影モード!!(いつもテレパシーを飛ばしています)

太陽

双子星に行きたい時に何度突っ込んだかわからない。

■太陽ステーション
今作震えた瞬間ナンバー1!!!
音楽パワーもすごいよ。

壁画見た時、ノマイヤバすぎてドン引き!
(ここでノマイが黒幕と勘違いした)

初来訪時間切れ、飛び移りに一度失敗で3回来てる
速度同調の使い方が甘い、チュートリアルちゃんとやらないから……(伏線回収)。

闇のイバラ

事前にTwitterの皆がアンコウアンコウ言ってたのであまりびっくりせず済みました(もったいなかったかなあ)。

Feldsparに会えたのはこのゲームでもすごく嬉しい瞬間の一つよねえ。

■ノマイの墓
すごくすごく落ち込んだ。
この世は無情。
HUDマーカーのこと忘れてたので船に行くたび(計3回)通ることになって毎度げんなり。
ここHUDマーカー使えば飛ばせる!!(最初の空間のアンコウからはダッシュで逃げよう)

■船
初乗船の時に無重力状態で玉触りまくって操作に苦労したので、コア入れる時に「頼む重力!」となった場所。
座標入れ終わっても船が動かなくて、遠くで超新星爆発起こる音がして、焦って初めて攻略見た(玉を上げ損ねていた)。

量子の月

ここは入り方の概念? みたいなのはここまでの積み重ねでわかったのに、やり方がわからなくて苦戦。

最終的な私のやり方は
燃え盛る双子星に行く→量子の月探査機の月パネルに偵察機貼り付ける(笑)→探査機に乗る→いい感じに月の写真を撮る
という方法をとりました。
まさかもっと簡単な方法でいいなんて……月の写真撮るだけって……!!

しかもこの方法にたどり着くまでもすごい失敗している。
ただちょっと正攻法に納得いかない部分もあるんだよなー。

でも初到達した時は「地面があるーッ!」って踊りました。
アームストロング船長の気持ちになれる瞬間が来るなんて、ゲームってすごいな!

初到達したのは闇のイバラの量子の月だったので「月って闇のイバラみたいで物騒だな」って思いました。

量子試練の塔、湖底の洞窟ちゃんとやってるので月到着後は苦労せず(これがこのゲームの醍醐味2)。
それでも最初は2回圏外へ飛び出してしまって上の面倒くさい工程を3回やっている。

■第6の場所
彼女を見た瞬間「トモダチー!」って言っちゃった。
宇宙の旅って孤独なのでノマイが心の友化してたんだと思う。
一度は言いたい「シュレディンガーのSolanum」

旅総括

私は運が良いのと、制作の誘導に素直に導かれて行ったのでストーリーラインを綺麗に追えたと思います。

ノマイが太陽の超新星爆発を起こしている!?(太陽ステーション)
→ノマイの最期を知る(彗星)
→Feldsparに会える
→船へ行く
→船のメインパワーが壊れている
→どうやら超新星爆発は自然現象らしい……(ラストどうすんねん)
→座標を知る(深海)
→この世界の全容を知る(第6の場所)
→ワープコアを見つける(灰の双子星)
→再度船へ
→エンディング

美しい〜!


以下書ききれなかったことを箇条書き。
・よく言われていた3D酔いですが大丈夫だった。私3D酔いに強いんだと新たな自分を発見した

・私的にはアクションも謎解きもだいたい同じ難易度に感じた。
操作が難しいという話があったけど、ゲームの快適さと宇宙探検家ゲームの矜恃を保つバランスを考えるならここが落としどころかも。
前後左右移動+上下で必要なものは揃っているので。
(別の宇宙ゲーやった時、上昇下降が無くてOuter Wildsの世界に帰りてえ! って思った)

・Outer Wildsはだんだん目的が「ループの謎を解くこと」と「超新星爆発の謎を解くこと」になるけど、後者はただの(ただのではないが)太陽の寿命ってのスケールデカすぎて本当にしびれたよねえ

・灰の星プロジェクトが気が遠くなるほどの時間を経て、起動したのも胸熱なんだけど、プロジェクトのおかげで主人公が無限の命と宇宙船を手に入れられたことが一番熱い。

だってこの冒険、ひとつの命じゃとても宇宙の眼まで到達するの無理だもの。
それこそ主人公以外に到達できるのって科学力は宇宙一!のノマイだけだよね
(この星系のノマイは全員 − 5/6人死んでるけど)
(Gabbro先輩はのんびりしすぎてるから冒険してくれるかわからない)
(ビギナーズラック? 知らないトロフィーだ)


最後に、この宇宙と宇宙の眼ってなに?

……結局この宇宙ってなんなんでしょう?

私は自分の中で結論を作っていて、他の方は気づいたかわかりませんが、これは劇中にもヒントがあるんですよ。

聞いてくださいね。


宇宙はベニクラゲなんです

ベニクラゲはわかりますか? ちょっとベニクラゲのWikipediaを読んで下さい
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ベニクラゲ

ベニクラゲは老人から赤ちゃんに若返ることができるクラゲで、それを繰り返して「不老不死」を会得している生き物です(正確には病気とか外部からの捕食などによって死ぬので不死ではない)。

そういえば劇中にもクラゲがいますね。
姿が結構違うんですけど、あれはベニクラゲを思い出せっていうヒントなんです。

なぜベニクラゲに例えるのかというと、宇宙って超大きくて、超長い時間そこにあって、考えはじめると怖くて泣いちゃうから、ぎゅっとミクロに考えよう! ってことです。

それで、宇宙の眼は何かっていう話なのですが、宇宙で自然に発生した「宇宙の背中についている、自分では届かない生まれ変わりスイッチ」みたいなものなのかなーって。
自然に若返るベニクラゲとはここだけ違いますね。

宇宙には意思も血も無いけれど、生き物(ベニクラゲのこと)みたいなところがあって、日々大きくなっているし、体の中に無数の細胞(銀河や星や生き物)が住んでいる。

そして生き物なので老化もする。
細胞も次々と死んでいく。
でも宇宙は若返りのスイッチを押すことが自分ではできず、そのままだと宇宙そのものが死んでしまう。
なので知能を持つ生き物を呼び寄せて背中の若返りスイッチを押してもらう。

なぜ知能を持つ生き物でないといけないのか、宇宙を刺激、かつ、観測<現象を固定>してあげられる存在でないといけないんだと思う(生物の変化には刺激が必要なんです!)。

……そうして生まれ変わった若い宇宙はとても小さくて、宇宙の体に住んでいた星や生き物はみんな消えてしまう。
でもあらゆるものを吸収して反射する眼によって、若返る前の宇宙の影響が少しだけ残っている。
そしてまた細胞を作りながら、大きく広がっていく……。


というのが先人の記事を読んだり、ゲームから受け取ったものから考えた私のOuter Wilds宇宙の感じ方です。
劇中でも記録がありますが、生まれ変わりも初めてではないのでしょう。
途方もない長い時間、何度も何度も繰り返している……考えれば考えるほど宇宙、、、怖いな!


はーーーベニクラゲベニクラゲベニクラゲの綺麗な画像を見て落ち着こう。

画像1

無限の命を持つベニクラゲ

(Outer Wilds 最高!)

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