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旅先と食の記憶。
旅の思い出と考えた時、やはり思い返されるのは、旅先で食した美味しいご飯やお酒を味わったお店の雰囲気やお店の方との交流であり、そこで過ごした食体験である。
普段の食事体験より、より鮮明に旅先での食体験は記憶に刻み込まれるのは、旅の高揚感、そしてお店に向かうまでの道程、次の予定先までの景色なども含めた一連の流れの中で、より楽しい体験として心に残るからだろうか。
思い返すと、旅先で調理して食した食事の記憶も深く記憶に残っている。
トルコ長期滞在中にトルコ航空のキャンペーンでいただいた無料往復航空券でヨーロッパを二週間旅した。
二週間使えるバスの周遊パスを使って数カ国横断した。オランダに滞在中、ユースホステルに泊った。
宿泊している若者たちはみな余分なお金もなく、スーパーで買出しして、地下にあった調理室で皆でごはんを作り囲んで食べた。
自分も手に入った食材でマレー炒飯ナシゴレンを即席で作った。
久しぶりにお米食べたとみな喜んで食べてくれた。
そんな旅先の食卓の空気感は忘れず覚えている。
トルコでも居候先でよく調理したが、現地で手に入れた食材で現地で調理すると日本で作るものと全く違う到達点に辿り着く。
調理は香りも伴い思い出に刻み込まれる。
最近はキッチン付きの宿も増えているので次は調理道具も持って、市場を訪れ、調理することも旅の計画に入れたいなと思っている。
(北海道新聞みなみ風「立待岬」7/13掲載)