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わたしが男に絶望して女の子に手を出した時の話

出したというよりは、出された話かもしれません。

8月になったので、ずっと温めてきた《全力で恋バナをします!》という企画のマガジンを始動します。買い切り制なので、わたしが1ヶ月のうちに何本書いてもこれしか書かなくてもとりあえず300円です。お付き合いいただける方はお付き合いください。

当時のわたしには、もうすきですきですきで、なんならそこらにあるビルとビルの間を空中ブランコで渡って叫んだっていいくらいすきな男の子がいました。さすがに空中ブランコに乗るのは無理だったので、バンジージャンプを飛んでみたりしてました。

その男の子、海外に住んでたんです。会えるのは数ヶ月に一度だし、下手したら半年とか一年後とかかも知れないし、次にいつ日本に帰ってくるのかもわかんないし、大体、想い続けてたってこの先で付き合ってくれるのかすらわかんない。
それでもこの世界のどこかに彼が生きてるって思ったら、やっぱり空は青いし、海を見ても青いし、空気は美味しかったんです。

そんな絶好調と絶不調みたいなテンションを繰り返しながら誰かを好きで居続けるのって、やっぱりちょっと頭がおかしくなってる状態なんですよね。だからそれ以上におかしいことをしないと身が持たない!ってことでバンジーを飛びに行ったんですが、やっぱり飛んでみたところで地上に降りた自分からも「うん、やっぱすきだな!」って感想以外出なかった訳です。

それで次にどうしたかというと、女の子と寝てみました。

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