コロナ対応を中心とした食料品など…その24(自宅療養向けの初期備蓄品…ノロウイルスなど食中毒への感染…その1)
はやいもので もう1月下旬に入りましたね
今、COVID-19でもオミクロン株での感染も拡大してきており、毎日のように感染者の数が過去最高を更新しているというようなこともニュースにもなっていますね
家族などの方が感染するなどしたり、濃厚接触者になったことでも、医療スタッフが欠勤をし自宅療法をして過ごすことも増えてきており、病院のベットも満床になり医療逼迫も起きています
例年の冬場のこの時期になりますと、インフルエンザやノロウイルスによる感染者が、増えて学校や施設などでの集団発生などが起きているなどということがニュースになっています
今回は、冬場に感染者数が多くなる、ノロウイルスの感染(予防)ついてのお話を書いてみたいと思います
ニュース報道の中で、ノロウイルスに関しては「ノロウイルスによる食中毒」 と言われたり「ノロウイルスによる(集団)感染」と言われたりしています
これは、どちらもノロウイルスが原因による感染症ですが、感染経路によって 呼ばれ方が変わってきます。
感染経路が違うだけで症状や原因物質は同じものでなります
食品(食事)を介して感染した場合では「食中毒」となり、室内などで
食事以外からの経路でウイルスが口から入って感染した場合では
「(集団)感染」「ウイルス性胃腸炎」となります
これは食品衛生法で食中毒の定義が、人体に有害な細菌、ウイルス、
自然毒などを含む化学物質を食品から摂取したものと定義しているためです
ノロウイルスという名前は12年前の平成14年(2002年)8月、
国際 ウイルス学会で正式に「ノロウイルス」と命名されたものです
それ以前にも、同様の感染症はあり小型球形ウイルス(SRSV)
と呼ばれていたものがこれに含まれていました
~ノロウイルスの特徴は~
幅広い年齢層において感染性胃腸炎の原因にウイルスで冬期に多発します。
ノロウイルスは感染力が強く、100個以下の少ない量でも感染が成立し、 腸管内でウイルスが増殖します
ノロノロとしているかと思いきやとても早いスピードで感染が広がって
いく非常に感染力の強いウイルスです
~感染経路は~
・ノロウイルスに汚染された食品や飲料水を摂取することで感染する経口感染
この場合には食品等がすでに汚染されている時と、口に入れる時に汚れた 手指で触れることによって感染が生じる場合とがあります
・ノロウイルスで汚染された手指や衣服、物品等を触ることによってその後に口を介して感染する接触感染
・ノロウイルスに感染している患者の嘔吐物や下痢便が床などに飛び散り、 周囲にいてその飛沫を吸い込むことによって感染する飛沫感染
・ウイルスを含んだ嘔吐物や下痢便が乾燥するとノロウイルスは容易に風に のって舞い上がり、空気中を漂います。この舞い上がった空気中のウイルス を吸い込んだり体に付着して、最終的には口に取り込まれて感染する空気感染があります
~ノロウイルスの潜伏期間は~
感染から発症までの時間は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、 腹痛、発熱などの症状がでます
通常、これらの症状は3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから 1週間以上ふん便中に排出され続けます
また、感染しても発症しない場合(不顕性感染)や軽い風邪のような症状の 場合もあります
~感染した場合の治療法は~
現在はこのウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません
このため、通常は対症療法になります
最も重要なことが。経口補液あるいは輸液(点滴)等による電解質を含む水分補給により、脱水症を防ぐことです
特に小さなお子さんや高齢者にとっては脱水症は大敵ですので補給は大切です
吐瀉薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので 自己判断での市販薬は使用しないことが望ましいと言われています
家で簡単に作れる経口補水液の作り方に関しては、過去に詳細な記事を投稿をしてありますので、そちらを参照されてください
材料は、水460ml、砂糖20g、塩0.8gでこれらを混ぜるだけ!
そこに80ccほどの100%ジュース(リンゴ、オレンジなどお好みの
もの)を加えます
画像は500㏄のペットボトルを使った大雑把な作り方になります
ただし、吸収力の兼ね合いから必ず、人工甘味料ではなく お砂糖を使ってください
手作りの経口補水液についての詳細な記事は下記になります
コロナ対応を中心とした食料品など…その22(経口補水液と手作り経口補水液(ORS)の作り方…脱水症2)
https://note.com/hi40chan/n/nb6a828f7c040
お話は、明日へも続きます
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