タイトル未定「鼓動」について
先月12月11日水曜日に放送されたFNS歌謡祭第２夜で披露された、北海道札幌市を本拠地とするアイドルグループ「タイトル未定」の曲「鼓動」。披露後のSNSでの反響はご存じの方もいるかと思います。
本稿では出演までの経緯云々には触れず、一人のタイトル未定推しとしての視座でタイトル未定の鼓動についてつらつらと書いていきたいと思います。
後半は鼓動に関するちょっとした解説と思い出話になります。
・タイトル未定、そして「鼓動」との出会い
僕がタイトル未定（以下未定）に出会ったのは2022年7月、未定が前人未踏ツアーと題した全国ツアー公演をしていた時でした。ツアー先の地元のアイドルと2マンをする中で、仙台公演で当時僕が通っていた「Dorothy Little Happy」とのライブが組まれ見に行ったのが最初の接点でした。この中で印象に残ったのが「鼓動」でした（なお、この時に初見でいいなと思った阿部葉菜ちゃんと初めましてをしています）。この後、東京にちょくちょく遠征で来るので、現場に通うようになりました。
・「鼓動」のシンガロング
2023年5月より新型コロナの感染症5類への格下げを受けて、ライブハウスでも徐々に声出しが許されるようになってくる（実際は2022年冬ごろより許容されつつありましたが）と、鼓動がその真価を発揮するようになります。サビでの「WOWWOW」でシンガロングが起こるようになり、これが徐々に定着していくようになります。
なお、鼓動は作詞を未定のプロデューサーである松井広大氏自らが手掛けており、後に「書き上げた当初はシンガロング部分はなかった、あとから追加した」とコメントしています。
僕の中で一番印象に残っている鼓動のシンガロングは2023年3月恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブ「音色」。同2月に開催されたZepp札幌ワンマンライブ「汽笛」と共にDVD化されているので見ていただけるとわかるかと思いますが、恵比寿LIQUIDROOMは当然Zepp札幌と比べて天井が低いのでより反響がダイレクトに伝わりやすい構造になります。従って音の増幅も大きくなり、且つほぼ満員（＝1000人）に近い状態でのシンガロングが起きれば…。この時の間奏でのシンガロング部分はその前の阿部葉菜ちゃんの「歌えLIQUID！」と言う煽りと共に今だ僕の耳に残っています。
（余談ですが、鼓動が終わった後、谷乃愛ちゃんが涙を拭う仕草をしてたのを複数の方が確認していました）
LIQUIDROOMの鼓動に続いての2番目は、翌2024年2月Zepp札幌ワンマンライブ「SPOTLIGHT」での予定外アンコール鼓動。次に5月のZeppDiverCityワンマンライブ「TETRAPOD」を控える中で、一種の景気づけ・勢いづけとも言えなくないような形でのアンコール発動でした。特典会の案内が流れる中でも止まないアンコールに応える形で、再び照明が落とされ鳴り出す鼓動特殊イントロは「SPOTLIGHT」の中では印象深いシーンでした。
・鼓動の2つのイントロ
鼓動にはイントロが2種類あります。一つはサブスクやCDに入っている通常のもの、もう一つはライブのみで登場する特殊イントロと呼ばれるものです。特殊イントロは「ドンドンドン」という重低音で始まり、これに合わせてクラップが打たれ、阿部葉菜ちゃんの煽りが入るのがお決まりとなっています（下のYouTube動画参照）。
ライブではこの特殊イントロの方が登場回数が多く（鼓動自体ライブ後半や最後に登場することが多く、特殊イントロでの煽りで最後盛り上げていく役割も持つ）、通常イントロは恐らく木曜定期公演ぐらいでしか現状聞けないような気がします（個人的に通常イントロをライブで最後に見たのは2024年3月の札幌共済ホールでのライブでした）。特に道外での遠征ライブではほぼ100％特殊イントロになる印象です。
・コールと歌詞改変、煽り
鼓動はコロナ禍の2020年にリリースされているため、所謂MIXは入らない曲になります。但しシンガロング部分を除くと1か所だけコールが起こる部分があります。それは2サビ冨樫優花さんのソロパート『気づけば助けられていたよ あなたの言葉に』の箇所。ここだけホール全体で「優花コール」が起こるのがお決まりになっています。
歌詞改変（と言う表現もちょっとアレな気もしますが）は同じく2サビ阿部葉菜ちゃんのソロパート『なみだはもういらない』に続く『笑おう』の箇所。この直後のシンガロング部分への煽りの意味合いを込めて「歌おう」と変えるのが定番化。またその後の「鼓動」もリズムを無視して言うのが当たり前になっています。
煽りは上述特殊イントロでの阿部葉菜ちゃんのそれに加えて、もう一か所間奏での「WOWWOW」の部分。ここは谷乃愛ちゃんが煽るのですが大体「一緒に」「声出せ」「拳を上げろ」と言うことが多いようです。
ここまで、タイトル未定の鼓動と言う曲について、つらつらと書いてきました。このnoteがタイトル未定と鼓動という曲を知る一助になれば幸いです。
（個人的に鼓動に関する思い入れもありますが、それは別の機会に）
最後に、FNS歌謡祭出演前夜に鼓動について書かれた未定阿部葉菜ちゃんのnoteを張り付けておきます。