赤ちゃんの名付け本を読んだら想像以上に考えることが多かった
奥さんは妊娠4ヶ月目を迎えたあたりです。赤ちゃんの性別もまだ分かっていないですが、そろそろ名前を考え始めてみようと思い立ち、名付けの本を購入してみました。読み終わった直後の感想ですが、
「考えること多い!」
でした。読む前に私が考えていた名付け作業は「使いたい漢字を考える」「どう読むか考える」くらいでしたが、そんな程度ではありませんでした。
今回は本を読んで学んだことを書いていこうと思います。
購入した本
『赤ちゃんの名づけ新百科』という本を購入しました。基本から最終チェックまで丁寧に説明されている良い本でした。
名付けの基礎
(1)使える字は法律で決められている
存在している文字すべてを使えるではなく、法務省が定めた文字の中から選びます。使えるのは以下の6種類です。
・常用漢字 (愛・優・陸など)
・人名用漢字 (杏・亮・哉など)
・漢数字 (一・壱・二など)
・ひらがな、カタカナ (あ・い・ウなど)
・長音符号 (ー←伸ばし棒)
・繰り返し符号 (々・ゞなど)
約3,000文字あるため困ることはないと思いますが、上記に該当しない文字は使えません。
・常用、人名用以外の漢字
・アルファベット
・算用数字、ローマ数字
そのため「檸檬」や「薔薇」などはつけれません。
詳しくは法務省のサイトを確認してみてください。
(2)漢字の読み方、長さは自由
どの漢字をどのように読んでも問題ありません。
・大和 やまと
・月 らいと
・騎士 ないと
昨今キラキラネームが流行っていましたが、ルール上問題はないようです。ただし、「次郎」を「いちろう」と呼ぶような度を過ぎた読み方をつけると役所に受理されないそうです。(付ける人はいないと思いますが…)
(3)一度出生届を出したら改名は困難
出生届が受理されると正当な理由がない限り、名前を変えることはできないようです。正当な理由とは例えば、
・名前が原因でいじめられている場合
・旧字を新字に変更する場合
などで、
・ママが入院中にパパが勝手に名前を決めた
・提出した名前が気に入らない
程度の理由では変更できません。
出生届を提出するときは「この名前でいいのか」ともう一度検討するとよいですね。
名付けのアプローチ4つ
(1)音・読みから選ぶ
「まりこ」さんより「きりこ」さんのほうがクールな性格の印象を受けますよね。これは脳科学の立場からも立証されているようです。そして名前の音は性格にも影響すると言われています。その為、こんな性格な子に育ってほしいとイメージがある場合は、音の持つイメージをチェックして決めるといいかもしれません。
(2)生まれる季節から選ぶ
日本には春夏秋冬、四季折々の風物詩があります。待ちに待った出産予定日の季節にまつわる言葉に、赤ちゃんへの思いや願いを重ね合わせながら決めるのもいいですね。
(3)イメージ、漢字から選ぶ
「パパママのように、音楽を愛する人に育ってほしい」「心の優しい人に育ってほしい」など好きなことや願いから名前を考える人も多いようです。好きなイメージや漢字を見つけながら、読み方をチェックして決めるのもいいですね。
(4)姓名判断から考える
姓と名の文字の画数が、その人の運勢に影響するという考え方が姓名判断です。画数によって「向上心がある」「創造性がある」など意味合いがあるようで、非常に重要視するパパママもいるようです。
注意すること
(1)姓とのバランス
例えば「遠藤」「井上」では画数が大きく違います。画数が多い姓に多画数の名前をつけると見た目が黒っぽい印象になり、少画数だと頭でっかちな印象を与えます。逆に画数が少ない姓に少画数の名前をつけると頼りない印象になりがちです。
また「佐藤」「鈴木」のように日本人に多い姓の場合、同姓同名を防ぐために、できればポピュラーな名前を避け少し凝った名前にすると良いです。逆に難読の姓に、難読の名前をつけてしまうと生活上不便を感じるかもしれませんので、人気名にしてもよでしょう。
(2)漢字の形
「深沢」など「さんずい」が使われている姓に「涼江」という名前をつけると「さんずい」ばかりに並び見た目がよくありません。こうした場合は「鈴恵」など他の漢字にする工夫をすると良いです。
また「田中」のようにタテヨコの直線が多い姓に「由里」という名前をつけると角張った印象を受けます。また「八木」の姓に「大介」など払いが多い名前をつけると落ち着きが無い印象を受けます。この場合も「友梨」や「太輔」など漢字を工夫したほうが良いです。
(3)○○しづらい名前
漢字の組み合わせが良くても発音や聞き取りがしづらいと生活上不便を感じるかもしれません。例えば「河原蘭(かわはら・らん)」を声に出すとラ行が重なり発音しづらいです。
他にも凝った漢字でも読みづらいと我が子が(担当する先生が)困ってしまいます。
名付けステップ
名付けのアプローチや注意事項はたくさんあるので、いきなり「これだ!」という名前を決めるのは難しいです。そのため、次のステップでゆっくり時間をかけて考えるとよいでしょう。
(1)パパママで何にこだわるか話し合う
(2)どんどん名前例を出してみる
(3)名前を絞り込んでいく
(4)最終確認して決定
私の場合は「漢字、読み、季節」のポイントで名前をたくさん出して、「姓名判断」で絞り込んで行こうと思います。また姓名をGoogle検索して犯罪者やAV女優と同じ名前にならないように気をつけようと思います。
最後に
まとめてみましたが、考えることが多いですね。妊娠4ヶ月目の段階で本の購入は早いかなと思ってましたが、読み終わった後は早く買ってよかったと思っています。妊娠4ヶ月目のみなさんも、早めに考えるに越したことはないので、取り掛かってみてはいかがでしょうか。
また自分の名付け親も同じように考えていたのかと思うと、感謝の気持ちがでてきますね。
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