比較

四月になれば彼女は を観てきた
思うことがたくさん、苦しくなった

愛とは何か？考えさせられるものだった
永遠に続く愛とは幻なのか

昨日、兄の家に泊まったので母に連絡をした
押し付けがましい恩売をされて
母は子どもだなと思った
親だからって当たり前にできることでは
ないかもしれない
だけど産んだ以上は責任を持って
子を育てる義務はあるのでは とも思っている
払ってやってる と言われたが
払いたくなければ、最初から大学進学するのを
全力で阻止すればよかったのに
子どもの夢は潰したくなかったのか
だけど心を潰されてるのは
夢を潰されるより残酷なことだと思う

私が無償の愛を知ったのは彼と出会ってから
彼は見返りを求めない愛をくれる
母とは違う無償の愛
母から求められるのは有償の愛、
いつか返さなければならないもの、
親に恩返しはするものだと思っているが
恩売をされて恩を返す気になる人はいるのか

いつだって優秀な兄と比較してきたのに
私は私でいることを許されなかったのに
人として否定されて、あれはダメこれはダメ
お前なんかに、と何度も言葉の暴力を振ってきたのに
だから逃げたいのに、でも嫌いにはなれない
これが愛なら、残酷なものだなと思う

父も兄だけには優しい
私のことなんて存在自体忘れてたのかなとも思う
大事にされてないのは丸わかり
まあそうだよな私が2歳の頃にあなたは消えたから。
きっと愛なんてなかったんだよね。

だから人を信じることも愛することも
ずっとずっと怖いんだ
かえってこないことしか無かったから
ずっと信じていいのかわからなかった
信じても自分が傷つくのがわかるから
傷ついてきたから。
それと同時に心ない親元で育ってきた私にも
心がないのかと思うし、
誰かを傷つけてしまうんじゃないかと思う
だから人を愛することは難しい

だけど、そんな私にも傷つくのは怖いけど
この人と一緒なら、と思える人ができた
ずっとずっと怖い気持ちは変わらないけれど
怖くても信じるしか道はないから
信じている。1年と少しの間。

親のような人間にはなりたくない
母にはいいところもあるけど、
私は負わされた傷が多すぎるから
嫌な面が多い。
真似したいなと思う面もあるけれど。

いつか私が結婚した時には
父親に言い放ちたい言葉がある、
あなたがいなくても立派に育ちました
だけど、あなたがいて欲しい場面はたくさんあったし
たくさん私を傷つけた事実を忘れないで欲しい
と伝えたい。
そんなこと伝えてもきっと伝わらないんだろうけど
だけど、伝えないと分からないから。
母にもいつかこの傷ついた事実を伝えれる日が
くることを願ってる。

p.s.
私が母に伝えれないのは、母もきつい思いをしていることを知っているから
傷に塩を塗るような真似はできないから
母は傷に塩を塗りたくってくるけれど。ね。