舞台を現地で観ました
舞台の感想、というより雑記。
舞台「アサルトリリィ・新章」
サングリーズル編『種の最果ての地で』
大島近海ネスト調査隊編『金瘡小草きらんそうの咲く時』
を観劇。めっちゃ良かった。
タイトルが長い。
ちゃんと予約したので前の方の真ん中って感じの席に。
全体も部分も見やすかったなぁという印象。うれしい。
お目目ひん剥いて観てたのでエンディングで大森さんとガッツリ目が合った。勘違いか?
現地参戦するのが約3年ぶり。最後に現地で観劇したのが
剣舞アリス『百花繚乱~Break a leg!~』
白石さんと大滝さんが出演されていた舞台。懐かしい。
コロナ禍になり、舞台は配信で視聴するのがメインに。好きな時にトイレに行けるし飯も食えるし、座ったり寝っ転がったり自由に動き回れるし。配信で観るのが一番楽でいいわ、と思っていた。なのでコロナが落ち着いてからも、アサリ舞台は基本的に配信で楽しんでいた。
でも配信で観ると、全く集中できない。
好きな場面があると、途中で止めてしまう。
「ここめっちゃ好き~!」とか言っていちいち一時停止して浸る。本読むときも同じ。いちいち本閉じて浸る。これついやっちゃうんですけど、集中力が途切れていけない。悪癖な気がする。もうダメ。
そしてTwitter開いちゃう。集中力が無さすぎる。
現地だとそれが絶対に無い。スマホの電源を切って、じっと座って眺めてないといけない。
「この世界を途切れさせてはいけない!」
っていう緊張感がある。
集中力も没頭する度合いも段違い。現地最高。
よくよく思い返すと、キャスト目当てじゃない現地観劇は初めて。昔は“推しが出るから“、って理由でしか観劇してこなかった。
今回は、アサリの新しい話を見たいな~、っていうのが理由だった。それが凄い良かった。
キャスト目当てが悪いとは思わないけど、
自分にはもう出来ないな、という気持ちがある。
SNSで反応を貰えたり、名前と顔を覚えられたり。
相手の反応や認知を目的にすると、精神的な消耗が途端に激しくなる。
「元気と癒しを貰ってます!」みたいな思ってもいないツイートをし始めてしまう。
舞台の感想も、推しが読むんだからハッシュタグつけて長文で褒め称えるような感想を書かないといけない。
そういう強迫観念があった。
嘘を書こうが、誰も傷つけていないから問題ない。
と思っていたら普通に病んだ。
繋がりができると、壊したくなくて無茶をする。
薄情で不誠実だけどコロナ禍で繋がりが無くなって良かったと思う。
それはそれとして、ブロマイドは買った。不健全な推し活をしてる時からずっと、ブロマイドは基本、買いたくて買う。
「推してますアピール」のために買うわけじゃない。
マジで欲しくて買ってる。抗えない魅力がある。
これだけは、昔から動機が外側じゃなくて内側にあった。
それが嬉しかった。
反応を貰うためじゃなくて、自分が好きでやってる、って感覚を忘れないようにしたい。この微妙なニュアンスをごっちゃにすると、病んでしまう。
どっちも自己満足なんだけど、反応を求めない分、自分主体で楽しむ方が健全だった。
配信と違って生は良い!
外に出る面倒くささと、生で観る良さを天秤にかけて、
生で観る良さが勝つことは無かったわけだけど。
今回どうして現地参加したのかあんまり覚えていない。
休日に家でゴロゴロするのに飽きたから、みたいな理由。
本当に気まぐれ。でもマジで行って良かった。
タイムスリップしたら、「現地めっちゃ良いよ!!」って伝えたい。せいぜい1時間ちょっと電車で棒立ちになるくらい大したことないだろうに。気合が足りない。
現地で観た最初の感想が、「衣装がちゃんとしてて凄い!」
だった。もうちょい薄い生地とかだと無意識の内に思っていたみたい。失礼な。
特に村上常盤様と船田純様の衣装。ブロマイド買い足せばよかった。
もう一つ思ったのが、「キャストがマジで頑張ってる」
だった。これも現地ならではの感想だと思う。
現地で良かったなと思える要素の大部分をこれが占めてる。
配信だと他人事な感じが拭えないのかもしれない。
正直、綺麗ごと書いてる感じが気持ち悪い。
でも実際に思った事だからしょうがない。
疲れてヘトヘトになった時、店員がシャキシャキハキハキ対応してくれるのを見て、元気になれたことがある。
それまで「元気貰ってます!」って言葉は全部リップサービスだと思っていた。
他人が頑張っているんだから、自分も頑張る。
その考えはプレッシャーでしかなかったんだけど、
人に言われるでもなく自分でそう思えるのは気分がいい。
怒りが伝播するのと同じように、ポジティブな感じも伝播するんだな、と久々に感じた。
現地マジで良かった。
これからも現地で観たい。