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美容師は伴走者

昨年から4回、
継続して担当させていただいているお客様


毎回、髪の様子や好み、理想のヘアスタイルを
一生懸命に話してくださるのだが、
実は一番気になり、悩んでいたのは
部分的に髪のうねりが強くなってしまったこと、だったという。

「色んなお店に行ったけど、どう伝えたら良いのかわからなくて、とりあえず、縮毛矯正を頼めばよいのかなと思ってました。
ストレートをかけたら真っ直ぐになるから、なおるだろうと思っていて。でも、白髪も気になるから、カラーは?カットはどう頼んだらよいのか、とか。優先すべきはどれかがいつもわからなくて、混乱してました。だから、美容師さんを困らせていたかも。」

そんな風に思っていたのだそう。


ご来店の度に、髪や頭皮の様子を見て
サロンでの施術もケアを重視し
ご自宅でのヘアケアの見直しと方法を確認させていただくのだが

"継続していけば、もっと
よくなりますよね?!頑張ります!"

と素敵な笑顔で帰っていかれるので
こちらも、ますます応援したくなる。

お客様が喜んでくださる様子をみたり、
声を聴かせていただけるのはとても嬉しい。

ご来店いただく度に、髪が綺麗になっていたり、
表情が明るくなっている方や、イキイキしている方が増えると
美容にまつわる仕事って、幸せだなと感じる。

そして、
年々、強く感じるようになっていることは
技術の向上や接客の大切さと同時に

どれだけ、お客様の声を聴かせていただけるか?
悩みを話していただけるか?
信頼関係を築くことの重要性をより感じること、

美容師のできることは
サロンにいらしてくださった時の施術に注力しながらも、
お客様が、サロンでではなく
ご自宅でご自身でヘアケア、頭皮ケアを
楽しみながら続けていかれることへのサポートであるということだ。


美容師仲間が、
50歳になっても、60歳になっても
"お客様の伴走者でありたい"
と話していたことを思い出す。

お客様が神様でもなく、
美容師が偉いわけでもない。


"できるだけ長く、お客様の伴走者でい続けたい"
"自分の仕事、お客様に真摯に向き合うこと"

そう思っている美容師はたくさんいるはず。

Aya Horiguchi


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