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Happy でいられるから!

染めるのも、曲げるのもNG!?

私が美容師免許を持ってから
四半世紀が経ちました。

おそらく自身の髪をカラーリング
(染めてもらったり、自分で染めたり)
するようになってからも同じくらいの時間が経ちます。

美容師を志したころ(中高生の頃)に
母親からは
「パーマもカラーリングも専門学校に行くまではダメ!」
と言われていたように思います。

当時は高校も校則がうるさかったような。

でも、高校三年生の冬くらいに
アルバイトで貯めたお金を握りしめパーマをかけに行きました。

初めてのパーマ
思い通りにならず、ショックを受けたことは
今でも覚えています。

パーマが気に入らない上に、母親に怒られるのは
しんどすぎると考えた私は

「怒られるのを承知でパーマをかけたが、失敗して落ち込んでいるので怒らないでください。」

という置手紙を母親に残し、遊びに出かけた思い出があります。
(反省しているのかわからない。笑)

パーマもカラーもNG。
でも、何かしらやってみたい!

約30年前
学生達の多くはそういった縛りの中で、
何とか自分なりのおしゃれをしたかったのだと思います。


シャンプーの仕方が違う

初めてカラーリングをしたのは、美容学校生の頃です。

長く通っていた地元のサロンで
初めてカラーをしてもらったのですが
今でも覚えているのは

「通常のシャンプーと、カラーをした時のシャンプーは全然違う。」

という衝撃。

カラーリングをした後のシャンプーには
乳化という手順が含まれるのですが
それを初めて体験し、カラーをしたこと以上に

「シャンプーの仕方が違う!」

ということに、なぜか意識が向いたようです。

今でも、その時のことはよく思い出すので、
よほど印象深かったのでしょう。

30年前
今ほどのカラーリングのデザインも多くなく、
ブリーチする人はちょっと目立ちたがり屋というような世の中の風潮もありました。

周りと違うことをしたいけれど、
"ちょっと様子見"をしていたように思います。

楽しんだもの勝ち?


最近、本当に色々な髪色の人を見かけます。

カラーリング、カラーデザインが
市民権を得て、多くの人がカラーリングを楽しまれている、ということを日々感じます。

多様性の時代、情報量が増え、
多くの人がカラーリングについて
知っていることが増えたから
等、様々な要素はありますが

1つ言えるのは、その前の段階で

美容業界内で
黒髪文化の日本人にもカラーリング、オシャレを楽しんでもらうために
カラーデザインの普及に尽力された諸先輩方の存在が大きいはず。

おそらく、40代の美容師は
パーマ → カラーへの移行 をリアルに感じながら美容師をしてきた世代だと思います。
わからないことばかりで、必死にセミナーに出かけていた記憶が蘇ります。


これまでに
外国出身の知人や白髪染めをしないといけない!という親の世代からは
「なぜ、わざわざ日本人の黒髪を、色を変えてしまうのか?」
と訊かれたこともあります。

明確な答えとして言えるのは

「カラーしたら、違う自分に出会えて
Happy だから」

です。

ちょっと様子見をしていた時代から
だいぶ変わりました。

地毛の色を活かすのも、
ヘアデザインを楽しむもの

Happy であれば良い。

そう感じてなりません。


Aya Horiguchi 

https://ayahori1181.wixsite.com/website



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