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海の向こうは滝じゃなかった!(1) オルレアン? ボクにだけ見えない標識


ボクたちはフランスをドライブしていました。
ボクは運転を。
彼女は助手席で「地球の歩き方」を見ながら道案内をしてくれていました。

高速道路の交差に差し掛かったとき、彼女は言いました。
丁度こんな標識が出ていました。

「オルレアンの方に行って」


「オルレアン?そんな標識どこに出てたの?」

「ほら!そこに出てるでしょ?」

「え?どこ?」

ボクには見えないんです。みなさんはこの交差で右に行くか左に行くかわかりましたか?

右の方向がオルレアン(Orleans)ですよね。

でもボクには見えなかったんです。
Orleansは見えてたんですよw
でもボクはそれをオーリーンズって読んでいたんです。

彼女は日本語のガイドブックを見ながら標識を読んでいますから、
Orleansをオルレアンと読めたんですけど
ボクはとっさに英語読みでオーリーンズって読んでしまったんです。

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日本語が中国語からたくさんの言葉を輸入しているように
英語も外国語からたくさんの言葉を輸入しています。

そして、アメリカはヨーロッパからたくさんの移民が来ましたから、
みんなその故郷の名前を移民した土地につけたんです。

例えばNew York

ほら!Newって新しいって意味でしょう?
イギリスのYorkから移民してきた人たちが作った街だからです。

ニューヨーク、ニュージャージー、ニューハンプシャー、ニューメキシコのようにNewがつく名前の州があるほか、外国の都市名をそのままつかっていることが数多くあるんですよ。
なんと、約1,000個の街が外国由来だそうです。
そして、それらの名前が全部英語読みになっているんです。
日本ではドイツの街ならドイツ語読み、フランスの街ならフランス語読みの名前が入ってきています。

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「Orleans」がその例です。フランス語読みでは「オルレアン」と発音します。

ところが、アメリカには「New Orleans」という街があるんです。英語では「オーリーンズ」と発音します。

ボクはNew Orleansの印象があまりも強かったので、Orleansという標識を見てオーリーンズにしか見えなかったんです。

英語はいろいろな国の言葉が混じってできていますから、スペルを見ただけで発音がわからないことがあります。

でも、ある程度発音の法則もあるんですよ!
Eureka!では、発音とスペルの関係についてもいつの間にかわかっちゃうような教材を用意していますからね!

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