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海の向こうは滝じゃなかった!(6) アメリカ合衆国北海岸 


上の地図はコンチネンタルUSと言って、アメリカ合衆国のうちで48州が地続きの部分です。アラスカ州とハワイ州と合わせて50州になります。

アメリカ東海岸と言ったらアメリカ最大の都市ニューヨークや首都ワシントンDC、歴史の街ボストンなどがあります。
西海岸にはサンフランシスコやロスアンジェルスといった大都会がありますね。
そして南には石油の街ヒューストンがあります。
東は大西洋、西は太平洋、南はメキシコ湾

北にはどうも海は無さそうですよねぇ?

でもニューヨーク、ロスアンゼルスに次ぐアメリカ第三位の都市シカゴって内陸にあるんです。
もう一つ、自動車の街デトロイトなんてのも内陸にあるんです。

共通するのは、五大湖沿岸ということです。

五大湖とはアメリカとカナダの間にある5つの巨大な湖のことです。

アメリカの大都市はどうして海沿いにあるんでしょうか?

その理由の一つは貿易がしやすいためです。

たくさんのモノを運ぶのには海で運ぶほうが陸で運ぶより楽です。

理科で習いますよね?浮力があるから船で運ぶ方が楽なんです。

海外との貿易に有利なのが海沿いということなんです。

一方、シカゴは内陸にありますが、もともとは全米の穀物の取引の中心として発展してきました。
ロッキー山脈の手前の東西の平野のちょうど中間にあります。

さらに、なんです。

シカゴは五大湖沿岸なんですね。同じ縮尺で日本と見比べてみるとわかるんですけど、

大きいんですw

24万平方キロメートルです。

日本の国土が約33万平方キロメートル
本州が23万平方キロメートル
ですから、ほぼ本州と同じ大きさなんです。


広いでしょw


湖というか、これはもう海ですよね。

貿易に使うと言いましたが、では、この五大湖が海と通じていれば
貿易港としてシカゴは成り立ちますね。


実は、通じているんです。

海と同じくらい大きくて深い五大湖は、セントローレンス川で大西洋とつながっているんです。

一見内陸に見えるシカゴやデトロイトをアメリカ北海岸と呼ぶことがあるのはセントローレンス川を伝って海に出られるからなんです。


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