実家周辺の御所まちを歩いてみると面白かった
はじめまして。
世間が目まぐるしく変化する中で
〝いま自分のやりたい事は何なのか〟
そんなことを最近は一日中考えています。
昨年末
前職の会社を退職し、実家の酒屋〈奈良県御所市〉に帰ってきました。
大学からひとり暮らしをしていたため、約7年ぶりに帰ってきた郷
懐かしい街並みを妹とぶらり歩きをしてみました。
角を曲がると
[ゆうれいビル]
物心ついた頃から(生まれた時から?)ここに立っています。
窓をよく見てみると破れた障子などが見えて
子供の頃、前を通る時はなるべく見ないように歩き、
[ゆうれいビル]と勝手に呼んで怖がってました笑
[ゆうれいビル]の正面はこんな感じ
大きなおうちが二軒並んでいます。
[結納屋さん]
店は閉じられ、看板だけ残されてます。
この古い格子があることで街並みの味が守られています。
[お好み焼き屋さん]
昔おばあちゃんがされていたお好み焼き屋さんは
味のある看板だけ残して売り物件に出されていました。
また何かのお店として生き返って欲しいなあ
[油長(ゆちょう)酒造さん]
〝風の森〟のお酒で有名な酒蔵さんです。
全国からこのお酒を求めてたくさんの方がこの土地を訪れます。
御所は3つの酒蔵があり
[油長酒造さん][千代酒造さん][葛城酒造さん]
〝風の森〟〝篠峯(しのみね)〟〝百楽門(ひゃくらくもん)〟
などの地酒が御所で生まれています。
[背割下水(せわりげすい)]
探すとまちなかにいくつか見られます。
江戸時代の地図(検知絵図)にも現在の[背割下水]はほとんど同じ形で残っています。
[むかし郵便局だった建物]
素敵な構えが目立ちます。
三角屋根の一番上にある【〒】マークを見つけてみてください
外観変えずに何かできたらきっと面白いだろうなあなんて
[BAR BER]
こんな素敵なところがあったんだなと思いながら
ここもまた何かのお店になると面白そう、なんて妄想をします
情緒のある町並みを歩いてみると
思わず写真を構えてしまうポイントがいっぱい
ドラマに出てきそうな路地裏
壁にはたくさんの相合い傘の落書きが・・笑
[銭湯だった建物]
うしろにある煙突が当時銭湯だった名残を感じさせます。
工事中で、木の骨組みが形を見せてきています
何かに生まれ変わる様子・・
ワクワクします♪
古民家を改装した[モリソンカフェ&バー]
元々は歴史のある万年筆屋さんのご自宅だった場所
内装もとても素敵で、居心地も良い
お昼はランチやカフェ、夜はバーとして営業されています
ぐるっと歩いて最初の場所に戻ってきました。
高札場
御所まちに入る入り口に江戸時代に建てられたそう。
明治初期まではあったそうですが一時なくなっていたものを
平成20年ごろに復元されました。
この道は上から見るとかぎ型になっており、一本道ではありません。
一本道では攻め入られないように、真っ直ぐに町の中が見られないように、と設計されているのだとか・・
実家に帰ってきました
[新地商店街]
私が子供の頃はもっと活気があった商店街も今ではシャッター街に・・
お肉屋さん、喫茶店、仕出し屋さん、米屋さん、歯医者さん
服屋さん、お菓子屋さん、そして実家の酒屋、くらいが残っています。
商店街のアーケードが終わった角に店を構える酒屋が実家の酒屋です
[東川酒店]
いまは母と唎酒師の妹が運営しています。
〝御所の地酒が揃う店〟
長くこの土地を離れていたからこそ見えるこの街の良さやポテンシャルを
帰ってきてからこそ、より一層感じます。
この土地と人に関わりつつ町おこしに携わっていけたらいいなと思っています。
御所の人達はそれぞれに誇りと思いを持っておられ、
いろんなところで未来につながっていく動きが始まっています。
これから御所はどんどん面白くなっていきます!