今年7月から法人寄付担当に加え、経理業務も担当することになりました。いざ実務に入ると、やはり書類の仕分けや保管が大変!!!中身の確認に始まり、スキャンデータ取得、原本保管等々…。 当団体では昨年、クラウド会計を導入。少しずつではありますが、紙媒体からデジタルデータへの移行が進んでいます。この動きを加速させることが自分の役割!と認識しているものの、一覧性や比較、確認のための内容チェックなどは紙媒体に優位性があることも…と日々悪戦苦闘中。 とはいえ、ペーパーレスな業務を目指し
10年以上前の話。グローバルフェスタ(国内最大級の国際協力のイベント)のHFWブースにいた私に「飢餓と肥満について研究しているんです」と話しかけてくれた高校生がいました。「どんな研究なの?」と聞くと、今まで調べたことを一生懸命話してくれたので、『肥満と飢餓』という分厚い本を紹介したことを覚えています。 その後、学生ボランティアとして活躍し、社会人になった後もプロボノとしてHFWに貢献してくれた彼女ですが、先日お母さんになり、子どもとの幸せそうな写真を送ってくれました。まさか、
最近、米不足が大きなニュースとなっています。 スーパーに行っても、いつも品切れ状態。 パンよりも米派の私にとって、大きな悩みの種です。 早くお米が買えるようになって欲しい! 一方で、この出来事を通して、食べ物を食べられるありがたみを実感しました。また、アフリカの知人から聞いた話を思い出しました。その方は幼い頃、野生の植物を食べて飢えを凌いだ経験があるとのこと。 不自由なく食事にありつけることは決して当たり前ではなく、感謝すべきことなんだと改めて思いました。「感謝して食事をし
先日、ボランティアで石川県七尾市に行ってきました。元日に地震に見舞われ、2月末までは水道も使えなかった七尾市。ハンガー・フリー・ワールドはすべての人が生まれながらに持つ「食料への権利」を掲げていますが、その実現においても災害が脅威になることを改めて実感します。 被災した家屋の不用品処分を終えて宿舎に戻ると、待っていたのは美味しそうなご飯。ボランティアのためにご飯を作ってくれたのは、なんと半年前にボランティアから炊き出しを受けていた地元の方々です。 今回が初めてだった私は、
混み合う電車での過ごし方が最近変わりました。 少し前までは、携帯で読み物したり買い物を済ませたりしていましたが、目が乾いてしまうようになったので、これを封印。 代わりに最近気に入っているのが、これまでに食べたおいしい食べ物を順番に思い浮かべることです。写真にある近年のバングラデシュのスープから、時代や場面の記憶を遡ります。 先日たどり着いたのが、物心ついたころのおいしい食べ物の記憶。私のそれは、「おからの煮物」でした。「こんなにおいしいものが世の中にあるんだ」と感動した記
暑さが盛りを迎えるころ、我が家では翌年2月の旅程を考えはじめます。なぜかと言うと、お気に入りの温泉宿が半年前からカレンダーを開放するからです。また、冬の終わりを迎えたころに『雪が音を吸収する』森の中を、『五感を頼りに進む方向を決める』あの感覚が忘れられないからです。 50歳を迎えた2022年以降は北アルプスの山頂に辿り着けていませんが、強風の吹く状況下などでも妻を無事に下山させられたことに、毎回喜びを感じています。今年は稜線を歩きながら、60歳の時に何をしているのだろうかと
「家庭の味」と聞いて皆さんが思い浮かべるのはどんな料理、味でしょうか。 私が一番に思い浮かべるのは祖母の作る大根の煮物です! 同じ食材で同じものを作っても、家庭によって味が違うのは面白いですよね。 これはきっと世界共通で、私が縁あって2年間を過ごしたスリランカでも、行く先々でそれぞれ絶品の「スリランカカレー」をご馳走になりました。(沢山食べないと残念がられるのでいつもおかわり。食いしん坊で良かった。) HFWの活動国の家庭料理も気になるところです。 「家庭の味」と一緒に、そ
あたたかいご飯は元気の源だと改めて実感します。りっぱな季節の食材が豊富なので、できるだけ旬の食材を摂りたいと試行錯誤中。がんばった日々を過ごした心身には栄養をたくさんとりいれたいものですね。ときどき冒険して新しい食材を使用したり、新しいお店でメニューに出会ったり、発見が沢山!うつわにも美味しく食べられる工夫が詰まっているようで、大切にしたいものです。 みなさまにも「いただきます」と「ごちそうさま」が充実する日々でありますように。 経理担当オフィサー笹木
長年通う料理屋さんのイカの塩焼きが絶品です。しかし、この料理屋さん、街の再開発などもあり、いつ閉店してもおかしくないようでドキドキです。さらに、イカが枯渇して近いうちに食べられなくなるかもと報道で知りショック。 そんな中、「世界食料デー」月間のパートナー団体でもあるユナイテッドピープルさん配給の「ゴースト・フリート」をみました。IUU漁業=違法・無報告・無規制漁業についての映画です。世界中の水産資源が危機に瀕していますが、日本はIUU漁業によるシーフードをかなり輸入していま
入職してから早1年。大学時代のインターン以来、久しぶりにHFWに戻ってきた形です。約15年間離れていた間に得た職務経験はもちろんですが、自分が親になったことで、昔とは違う視点で活動を眺められるのが面白いです。 例えば、子どもの栄養のために手軽に使える「粉たち」が重宝するのは世界共通だなと感じています。 私の1歳の子どもは食いしん坊ですが、好きなものばかり食べます。そんなときは、鰹節粉、青海苔、きな粉などの「粉たち」を追加。食べてくれると、少しでも栄養がプラスされたかな
10月12日(木)、主にカウントボランティアの方を対象として、「第22回書損じハガキ回収キャンペーン結果報告会」を対面で行いました。コロナ以前には毎年実施していたのですが、キャンペーン報告会としては2019年以来4年ぶりの開催となりました。ちょうどたまたま、バングラデシュ支部より事務局長のミトンと、アンジュの2名が来日しているタイミングで、キャンペーンの結果報告とあわせ、現在バングラデシュで実施している女性グループへの支援についての報告を行ってもらいました。 参加されたボラ
勤務時間を調整してもらい、春から4年制大学の1年生になりました。社会に働きかける仕事をしながら謎が深まっていた「社会はどうやって成り立って、どういう力学が働いているのか?」などをきちんと理解したいと思い、社会学の専攻を希望しています。 私が10代だった頃、定年退職してから大学に入学した英国空軍の元パイロットや、大学の学費は銀行で働いて稼いだと話すスイス人学生を知れたことは、人生の選択肢が広がったという意味で、とてもラッキーなことだと思います。 「リカレント教育」という言葉
2023年6月16日、ハンガー・フリー・ワールドは認定NPO法人になりました。昨年来準備を進めてきましたが、所轄庁の東京都での審査が完了し、本日認定証を受領しました。 2000年9月22日に設立されてからおよそ23年、ご支援いただいてきた皆さまには本当にお待たせいたしました。認定の要件を継続してクリアできるよう、これを機に、今後一層透明性の高い組織運営を進めてまいります。 また「ひとつぶ募金」「夏・冬募金」などを通してご寄付いただいている支援者の皆さまには、準備ができ次第、
先日実家に帰った際に、4歳の姪っ子とパンを焼きました。まるまると膨らんだパン生地をグーパンチで楽しそうにガス抜きし、真剣に卵黄を塗る姿はとても微笑ましかったです。 焼き上がったパンを家族で囲んで食べながら、改めて誰かと食事を共にする「共食」はとても大切なことだと感じました。 ハンガー・フリー・ワールドは飢餓のない世界を目指して活動しています。世界中の人が健康的で十分な食事をとれるということは、家族や友人と食卓を囲む楽しい時間が増えることにも繋がると思っています。 食事はお腹だ
みなさまからのご寄付によって支えられている、ハンガー・フリー・ワールドの活動。私はお送りいただいた書損じハガキ等の寄付物品の仕分けをしていますが、なかにはお手紙を同封くださる方がいらっしゃいます。 そこには、応援の言葉だけでなく、感謝が綴られていることも。「人の役に立てる機会をくださり、ありがとうございます」などの言葉をいただくと、物品を梱包してお送りいただいたうえに感謝されるとは……!と、恐縮と尊敬の気持ちが込み上げてきます。同時に、世の中には「誰かにために何かしたい」とい
春になり緑がきれいな季節になりました。もうすぐ2歳半になる息子は、葉っぱやお花、虫などの生きものが大好き。保育園からの帰り道も近所の花壇を見ては「お花きれいだねー」と立ち止まっています。その様子を見て、これまでガーデニングに興味がなかった私も庭にお花を植えてみました。今のところすくすく育っていて、毎日子どもと一緒に水をやっては成長を見守っています。 ハンガー・フリー・ワールドでは、家庭菜園の支援もしているのですが「村の人たちは野菜や果物を育てているのだよな……。お花より育てる