【3分で読める】傷病手当金の申請手続きをカンタン解説
突然休職で「住民税はどうなる?給料はどうなる?」と不安。
休職期間中、収入が大幅に減少して生活が厳しい、早く職場復帰しないと焦りを感じる。
そんな人も多いのではないでしょうか?
今日は、休職期間中に受け取れる『休職中に傷病手当金制度を受ける方法』についてお話していきます。
※休職期間中も健康保険料や住民税は支払う必要があります。
まず傷病手当金とは?
被保険者が病気やケガが理由で会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給を受けることができる手当です。
対象は?
健康保険、国民健康保険、各種共済組合などの被保険者が受け取ることができます。
どのくらいの期間受け取ることができる?
傷病手当金は支給開始した日から最長1年6ヵ月受け取ることができます。
(休職後に退職した際も、続けて受給できる場合もあります。)
給与のおよそ6割が支給されます。
※全国保険協会参照
どこに申請すれば受け取ることが可能なのか?
傷病手当金は、健康保険(健康保険組合・協会けんぽ、共済組合)から支給されているため、傷病手当金を受け取るためには、休職者自身が所属している保険組合に申請をする必要があります。
申請をするためには、傷病手当金申請書(協会けんぽの場合、健康保険傷病手当金請求書)が必要となるので、ホームページからダウンロードしましょう!
<注意>
医師が病状を記入する欄がある場合があるので、通院時に忘れずに持参しましょう!
申請書の提出は1回でいいの?
傷病手当金申請は毎月1回提出します。
いつ振り込まれるの?
傷病手当金は支給決定通知書が届いてから振り込まれます。
健康保険組合や共済組合で支給日は異なるのですが、基本毎月10・20・末日のいずれかのところが多いです!!
お困りFAQ
Q:主治医が傷病手当金申請に必要な意見書を記載してくれない。
A:診療を受けているのが企業内の産業医だったら産業医に書いてもらうことも可能です。
※ただし医療法の規定に基づき企業内に診療所などがないと産業医が意見書を書くことができないので注意して下さい。
そもそも傷病手当金の支給基準とは?
①業務外でかかった病気、ケガを治すための休業であること
②休養が必要とされ病気やケガのために仕事に就くことができないこと
③連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
④休業した期間について給与の支払いがないこと
上記の4つが主な基準となります。
詳細は上記ページを参考にしてみてください!
最後に、忘れないでほしいこと
職場復帰のタイミングは、主治医によって決まるわけではありません。
主治医と産業医、そして本人の意向によって決定します。
まだ体調が優れていないけど、主治医がOKを出たから、経済的に不安だからと職場復帰を急いでしまう方もいるかもしれません。
2回目では症状が重くなり、完治するまでの時間が長く、復帰までかなり辛い経験をすることになってしまうこともあります。
急ぐのではなく、制度を上手く活用してしっかり心と身体を休めてから職場復帰していく選択が増えたら良いなと思います!
いつも読んでいただきありがとうございます✨ 少しでも皆さんに『心とカラダの健康な生活が当たり前』となって欲しいという想いではじめたnoteです! もしよろしければサポートもよろしくお願いいたします✨ サポートでいただいたものは、メンタルヘルス支援の活動費とさせて頂く予定です!