へきさごん

東アジア関連をゆるくウォッチングする普通のOLです。 絵や体験記、日々感じたことを思い出したように書きます。

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最近の記事

中国を描く③:中国鉄道の旅

隠れた(?)鉄道大国、中国。 コロナ前には高铁(高速鉄道)にしか乗ったことが無かったのですが、今年中国に行って初めて硬座(長距離普通列車)に乗る体験をすることができました。 ※本当は软卧(柔らかいベッドで寝ながら移動できる長距離寝台列車)の切符を買っていたのですが、直前に「この便はなくなった」と言われて泣く泣く3時間半人と荷物でミチミチの硬座コースに… とはいえ、硬座は硬座でより「地元に根ざしている感」があり、旅行に行った時に現地人の生活を見るのが大好物な私はそれはそれ

    • 中国語検定準1級を独学で取得するまでの記録

      2024年10月時点で、中国語に触れ始めて5年と半年ほどが経ちました。 趣味で中国語を勉強していましたが、2023年の秋に、中国語を始めて4年半で一つの目標であった中国語検定準1級を取得しました。 需要があるかわかりませんが、それまでの経緯や試験の感想・どうやって勉強していたかをお伝えできればと思います。 |筆者について私と似たような境遇の方で中国語を勉強する方はかなり稀なため、中華圏に親戚がいるの?留学したことがあるの?とよく聞かれますが、いずれもNOで個人の純粋な趣

      • 中国を描く②:美団シェアサイクル広告風

        中国の街中に溢れる共享单车(シェアサイクル)。どこか可愛くて愛しいと思うのは私だけでしょうか。 今年の6月に天津や北京を訪れた際は、街中では黄色の美团单车、緑色の滴滴青桔、青色の哈罗单车をよく見かけました。 どの单车もキュートですが、今回は黄色トレードマークの美团单车を描いてみることにしました。 気が向いたらまた共享单车シリーズを描きたいと思います。 それではまた!

        • 朝鮮語ド素人によるハングル学習のススメ

          日本のお隣・朝鮮半島にて使われている言語で、韓国では韓国語、北朝鮮では朝鮮語と呼ばれています。※ 朝鮮語の勉強をある程度経てからの状態でなく、文法もわからない、辛うじて文字の発音ができるというド素人のレベルの視点から感じられた、ハングルを学ぶメリットについて布教したいと思います。 あえてこのレベルから見える世界を伝えることで、少ない勉強量に対するクオリティ・オブ・ライフ上昇の時間対効果の良さを伝えたいと思っています。 ※もともと韓国と北朝鮮の国民は同じ民族であり、訛りが

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        • 中国・台湾・香港etc.
          7本
        • 韓国・北朝鮮
          3本

        記事

          深圳で起きてしまった事件に対して

          2024年9月18日、中国の北京・上海・広州と並ぶ一線都市とよばれる大都市の深圳(シェンジェン)にて、なんとも悲しい事件が起こってしまった。 深圳現地の日本人学校に通う日中ハーフの10歳の男の子が通学中に中国人の44歳の男にめった刺しにされ、翌日亡くなってしまったのだ。 基本的に世の中で起こる事件に対しては身の安全を考えてノーコメントを貫き通しているのだが、今回ばかりは中国に少しでも縁がある者として、あるいはそうでなくても無視できない事件として捉えているため、思っていること

          深圳で起きてしまった事件に対して

          中秋節、遠くなった人を想う

          「ごめん、月餅のお使いお願いしてもいい?」 そう言われたのは2024年9月16日。 その日は高田馬場にて女友達で集まって四川料理の冒菜を食べる予定だった。 晩御飯の時間まで私は池袋にヤボ用があったため、彼女は私についでに池袋駅西口にある永祥生煎館で月餅を買うように頼んできたのだ。 「肉と塩漬け卵黄の月餅、4個入りのやつ1箱で!」 そして私は、このメッセージで明日は中秋節だということを知った。 私は普段、自国の祝日でも学校/会社が休みになるなら祝日の中身は気にしない薄情

          中秋節、遠くなった人を想う

          中国と台湾の中国語の違いを大真面目に解説してみる

          「中国と台湾の中国語って違うんですか?そもそも台湾の公用語って中国語ですか?台湾語ですか?」 中国語を大なり小なりかじっているとこのような質問がよく飛んでくる。あるいは、中国語を学び始めた方にも思い浮かんでくる疑問かもしれない。 この記事は、私自身がこれまで学習してきたことや経験に基づいて上の疑問に答える理解の一助となることを目的として書き下しています。(間違えや解釈違いがあったらご教授いただけると幸いです。) まだまだ勉強中の身ではありますが、中国語の世界を少しでも多く

          中国と台湾の中国語の違いを大真面目に解説してみる

          韓国の北緯38度DMZ(非武装地帯)ツアーにぼっち参加してきた話

          韓国に行く日本人は多いかと思うが、韓国と北朝鮮にまたがる非武装地帯を実際に見学して両国の関係について学ぶことができるDMZツアーなるものが存在していることはご存じだろうか。 (DMZ:De-Militarized Zone、非武装地帯) 今回は、このツアーに女一人で行ってきたのでその体験をお伝えしようかと思う。 そもそものきっかけもともと休暇を取って中国へ友人に会いに行く予定のみだったのだが、中国ビザを取得できるのが平日のみでビザセンターまで2度赴く必要があり有休をそれで

          韓国の北緯38度DMZ(非武装地帯)ツアーにぼっち参加してきた話

          中国を描く①:朝の食堂(北方編)

          日常を捉えるのが好きだ。 どこまでも映えない、何気ない日常に魅力を感じる。 中国には朝食を提供する食堂が街の至る所にある。 北方をイメージし、どこにでもあるような食堂で油条(揚げパン)を豆浆(豆乳)に浸して食べる本当にどこにでもある風景を描きたかった。 (ちなみに作者は中国に住んだことはなく旅行に行った程度で一方的に国に対して思い入れがあるということだけであって、何か解釈違いがあるかもしれないのでそういうことがあればご教授いただけると幸いです。) 以下が記録した作業風

          中国を描く①:朝の食堂(北方編)

          【中国ビザなし渡航】144時間滞在可能トランジットビザを使用したレポ

          ※2024年8月6日時点での情報です。渡航を考えている方は最新情報の確認をお願いいたします。 現在、日本人が中国に渡航するためには中国人と結婚していたり中国居留許可証や永久居留書類を持っている場合などを除き、原則ビザを発行する必要がある。 以前は日本人は観光や出張などの目的の場合については事前の申請不要で日本国パスポートさえ持っていれば手軽に入国し、15日間滞在することができた。 しかしコロナ後以降中国はその政策を完全に停止し、2024年8月の今も日本人の我々には事前に

          【中国ビザなし渡航】144時間滞在可能トランジットビザを使用したレポ

          北京で盛大にコケて中国と韓国の病院行きになった話

          旅行などで海外に行く際の心配事の一つに、怪我をしたり病気にかかることがあるかと思う。 今回、パッケージでない個人旅行中に怪我をして中国・韓国の2国の現地病院に合計3度お世話になった。 今回起こったことを備忘録の意味も込めてネットの海に置いておき、また今後同様に海外に行く人の参考になればと思い筆を起こす運びとなった。 旅行記としての側面もありタイトルの内容以外の蛇足も多いので、メニューで怪我した以降のところへも飛べるように目次を作りました。 ケガのところは中編以降です。

          北京で盛大にコケて中国と韓国の病院行きになった話