宮城史門@note

ICU18。行政書士、宅地建物取引士、ITパスポートなど合格。貧困ビジネス団体(いわゆ…

宮城史門@note

ICU18。行政書士、宅地建物取引士、ITパスポートなど合格。貧困ビジネス団体(いわゆるブラックユニオン)を相手取った裁判でR6.2.28勝訴し、判例集に登載されるなど。

最近の記事

連載「ユニオンリスク」Vol.8 完全勝訴判決—いち市民が"貧困ビジネス"と闘うということ

プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、ここがマズい!」という問題点を発信していく本連載。 第8弾となる本稿では、プレカリアートユニオンに対する完全勝訴判決をご報告するとともに、その訴訟に要した費用など、いち市民が”貧困ビジネス”と闘うということの厳しい現実についてお伝えしたい。 プレカリアートユニオンの歴史上初の「完全敗訴判決」「被告の別紙総会決議目録記載1から10の決議が

    • 予備試験の勉強をしてみるテスト

      色々と考えて、ついに予備試験の勉強をしてみることを思い立った。模範とするのは、既に削除されているが、外患誘致マン氏の『予備試験独学合格マップ』。当時購入しておいて正解だった。 色々な事情があって代書をクビになってしまった私だが、かねてから「いつかは自分が弁護士になるしかない」との思いはあった。 きっかけは、結果的には完全勝訴して判例タイムスにも載った『プレカリアートユニオン事件』である。 私が最初から言っていたとおり、組合民主主義の要請を満足しない選挙は無効で、無効な選

      • 貴連合会発行のパンフレットの表記等に関する申入書(日弁連総第71号平成18年12月22日)及び日本行政書士連合会回答書

        貴連合会発行のパンフレットの表記等に関する申入書(日弁連総第71号平成18年12月22日)本会発行のパンフレットの表記等に関する貴会からの申入れについて(回答)(日行連発第79号平成19年4月19日)

        • 司法書士による契約書作成に係る懲戒処分事例について(平成23年2月28日福岡法務局長、月報司法書士471号平成23年5月10日81頁)

          前提昨今、「司法書士は契約書作成業務ができる」と殊更に主張する一部の司法書士のグループが存在する。しかし、法文上、司法書士の業務は、 と規定されている一方で(但し、六〜八については認定司法書士に限る)、行政書士法は、 と規定しており(但し第一条の三に掲げる業務は特定行政書士に限る)、一般的には権利義務に関する書類であると解される契約書については、それが依頼を受けた時点において法務局や裁判所又は検察庁に提出されるものであることが当時者の認識により明らかであるときは(例えば不

        連載「ユニオンリスク」Vol.8 完全勝訴判決—いち市民が"貧困ビジネス"と闘うということ

        • 予備試験の勉強をしてみるテスト

        • 貴連合会発行のパンフレットの表記等に関する申入書(日弁連総第71号平成18年12月22日)及び日本行政書士連合会回答書

        • 司法書士による契約書作成に係る懲戒処分事例について(平成23年2月28日福岡法務局長、月報司法書士471号平成23年5月10日81頁)

        マガジン

        • 連載「ユニオンリスク」
          8本

        記事

          訴訟手続等を濫用する者へのインターネットでの牽制ができなくなるということ

          先日、上記のニュースが配信された。なんでも、医師の男が、元婚約者女性の行為を取り上げて「婚約の不当破棄の慰謝料1000万円を請求された」とインターネット上で明らかにしたところ、逮捕されたというのだ。 本件を見て、私は驚いた。なぜならば、男性が「婚約の不当破棄の慰謝料」1000万円を請求「された」ということならば、「婚約を不当破棄」したのは男性であるということになる。 つまり、男性が「女性に婚約を不当破棄された」と公表したので、名誉毀損に該当した(=女性が婚約を不当破棄するよ

          訴訟手続等を濫用する者へのインターネットでの牽制ができなくなるということ

          連載「ユニオンリスク」Vol.7 「ドライバーに戻れないと死んでしまう」故意に商品壊し解雇、その責任を街宣で"チャラ"にしようと試みた元ドライバーの末路

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、ここがマズい!」という問題点を発信していく本連載。 第7弾となる本稿では、プレカリアートユニオンに加入し、解雇撤回を求め団交、ひいては街宣活動を会社に仕掛けたものの、大きすぎる「代償」を支払うことになった元ドライバーの末路についてお話ししたい。 「ドライバーに戻れないと死んでしまう」令和3年冬。 いつ終わるとも分からない裁判が続く中、

          連載「ユニオンリスク」Vol.7 「ドライバーに戻れないと死んでしまう」故意に商品壊し解雇、その責任を街宣で"チャラ"にしようと試みた元ドライバーの末路

          「ある弁護士の生涯」

          より素敵な一節を引用。

          「ある弁護士の生涯」

          連載「ユニオンリスク」Vol.6 「〇〇さんを録音して下さい」”助け合いの組織”で言い渡された「盗聴命令」

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、ここがマズい!」とユニオン活動の問題点を発信していく本連載。 第6弾となる本稿では、某ブラックユニオンで横行していた、委員長の指示による、(仲間であるはずの)組合員同士の盗聴、密告の実態をお話ししたい。 「〇〇さんとの会話を録音して下さい」 平成31年1月。 厳しい冬のさなか、ブラックユニオンの執行委員会は、脱退後に、ブラックユニオン

          連載「ユニオンリスク」Vol.6 「〇〇さんを録音して下さい」”助け合いの組織”で言い渡された「盗聴命令」

          連載「ユニオンリスク」Vol.5 「弁護士を辞任させる」消えた脱退届、「拠出金」1000万円に踊る非弁狂騒曲

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、これがヤバい!」という問題点を発信していく本連載。 第5弾となる本稿では、某ブラックユニオンの、1,000万円前後もの拠出金が得られると知るや、提出したはずの脱退届をもみ消し裁判にまで訴えるという恐るべき金銭への執着、またブラックユニオンを退会しようとする組合員に対する、脅迫まがいの恐るべき「引き留め」の実態をお話ししたい。 「解決金の

          連載「ユニオンリスク」Vol.5 「弁護士を辞任させる」消えた脱退届、「拠出金」1000万円に踊る非弁狂騒曲

          連載「ユニオンリスク」Vol.4 セクハラの濡れ衣で再就職困難に

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、ここがマズい!」という問題点を発信していく本連載。 第4弾となる本稿では、あろうことか某ユニオンで、私が「セクハラ」の冤罪を着せられた経緯を話したい。 執行委員長に私が「セクハラ」?ユニオンとの裁判が始まった後、とある奇怪な記事がユニオンのブログに踊った。 曰わく、私が執行委員長の女性に「セクハラ」をしているという。 例の如く悪文で読

          連載「ユニオンリスク」Vol.4 セクハラの濡れ衣で再就職困難に

          連載「ユニオンリスク」Vol.3 加入すると個人情報がダダ漏れに

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、ここがマズい!」という問題点を発信していく本連載。 第3弾となる本稿では、ブラックユニオンの個人情報保護上の問題点を論じたい。 ユニオン執行委員が「盗み出した」個人情報個人情報保護法において「個人情報」とは、「生存する個人に関する情報で、氏名、生年月日、住所、顔写真などにより特定の個人を識別できる情報」をいう。 なかでも、住所、氏名は

          連載「ユニオンリスク」Vol.3 加入すると個人情報がダダ漏れに

          連載「ユニオンリスク」 Vol.2 委員長は年収600万~、弁護士上回る20%"成功報酬"

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ユニオンに入ると、ここがマズい!」という問題点を発信していく本連載。 第2弾となる本稿では、ユニオン特有の不透明な会計処理と、その問題点を論じたい。 労働組合の会計は本来「公開」労働組合は、労働組合法第5条2項により、会計を、組合員に対し公開することが義務づけられている。 このように、法では、「すべての財源及び使途、主要な寄附者の氏名並びに現在の経理状況を示す会

          連載「ユニオンリスク」 Vol.2 委員長は年収600万~、弁護士上回る20%"成功報酬"

          連載「ユニオンリスク」 Vol.1 「下層」とのかかわり

          プレカリアートユニオン元交渉員で、判例タイムスに掲載されたプレカリアートユニオン事件原告団長の私・宮城史門が、「ブラックユニオンに入ると、ここがマズい!」という問題点を発信していく本連載。 記念すべき第1弾では、ブラックユニオン加入と「下層」との関わりについて論じたい。 労働問題解決の手段として、いわゆるブラックユニオンに団体に加入しようとしている方は、ぜひ、本連載を読み、考え直していただき、まともな社内労組などに入っていただくか、身近な弁護士に頼んでいただきたい。 「

          連載「ユニオンリスク」 Vol.1 「下層」とのかかわり

          我汝らを深く敬う

          商店街でよく立ち寄らせていただいているお店で、とある障害者作業所のクッキーを取り寄せて売っているのです。 地元のかな、と思って産地をみると……「社会福祉法人 深敬園」。調べてみると、なんと甲州は身延町にあるそうです。 そして、この「深敬園」という名称ですが、設立者の綱脇龍妙という高僧が、般若心経の一節である 「我深敬汝等、不敢軽慢、所以者何、汝等皆行菩薩道、当得作仏」 (我深く汝等を敬う。敢(あえ)て軽慢(きょうまん)せず。所以(ゆえ)は何(いか)ん。汝等(なんだち)皆

          我汝らを深く敬う

          法人の"こころ"

          司法書士&行政書士試験の勉強がてら、noteをはじめてみました。今日は、法人の"こころ"についてお話ししたいと思います。 日本法は、法律行為の当事者となりうる「人」について、「自然人」と「法人」が存在すると定めています。「自然人」とは、いうまでもなく私たち人間のことですが、「法人」は、物理的に存在する何らかの生物や物体ではありません。 法人とは、私たち自然人が、「名称」、「目的」、「役員」を書面で定めたときに誕生する、法的な観念です。 法人の種類によって登記事項、設立時

          法人の"こころ"