徒然んぐす⑥【祭りの後】~即興暴君(インプロボーク)~
公演を終えて
少し間が空きましたが、9月15日にフルレングスインプロの舞台に昼と夜の2回出演いたしました。
インプロの舞台に立つのは、実に5年ぶりなのですが、やっぱり舞台はいいもんですね。
お客様の反応としては、非常に好評で、劇場内の熱気も素晴らしく、良い公演になったと思います。
個人的には、今回はサポートメンバーと位置づけで、この企画に参加させていただいたので、他の出演者の方々の邪魔にならないように
しかし、必要とあれば、特に物語のほころびそうな部分をうまくつなぎ合わせると言う意識でプレイしたつもりです。
※ インプロの公演を見慣れているお客様たちからは、さすがに目が肥えていることもあり、その辺のところの働きを指摘されて、少し気恥ずかしい思いもしましたが、役割が果たせたような気もして嬉しかったです。
(最終回はやはり楽しくなってきてしまって、ちょっと余計なおふざけを入れてしまったりしましたが、そこは僕の本来の性質ということでご容赦いただければと思います)
こうした意識で公演に臨めるようになったのも一つは歳の功(汗)があると思いますが
もう一つはやはり、いくつかのチームにインプロの指導をさせていただいて、なおかつ公演の企画と演出もいくつか手掛けたことから
全体観を見る感覚がおのずと養われていた効用が現れていたのかなぁ、なんて思ったりしてます。
とは言え、やはり5年間のブランクはなかなかに大きく、いわゆるインプロ筋がだいぶ劣化しているのを感じたのも事実です。
振り返ってみると、細かいオファーを結構取りこぼしていることに気が付き、インプロの奥深さ(や特に身体性)を改めて思い知りました。
ちょっと裏話
実は今回の公演について、企画自体はX経由で知っていたのですが、ちょうどインプロ以外のことに取り組んでいたことと
少し前から患っている斜視が悪化して、まともにモノが見えづらくなってきていることから、横目で眺めているだけでした。
が、共同主宰の園田さんにお声掛けいただき、急遽出演することになったのでした。
少し前にFacebookにて知ったのですが、実は園田さんとは、この公演の約1年前に急になぜだか呼び出されて2人で温泉に行き
そこで6時間位を共に過ごし、インプロトークに花を咲かせていたのでした(これ以前に園田さんの演出したインプロの公演には幾つか出演させていただいています)。
その時は、園田さんからはインプロに対する主に脚本家や演出家としての視点での知見を授かり
私の方からは5年前位に2企画(4回開催)ほどフルレングスの公演(都合1時間半で、そのうち1時間がフルレングス)をしていたので
その内容についての情報共有などをしていました(園田さんもそのうちの1公演を観覧されました)。
それがめぐりめぐって、今回の出演につながっているかと思うと、ご縁のありがたさをひしひしと感じるようになり
人間は生かされているんだなぁと思うようになったあたり、齢五十の近づきを感じます…。
確約できないけど…
さて、せっかくの機会ですので、気が向く限り、今回の企画に参加することになって学んだことや気づいたこと
そして私が主宰で企画/演出(もちろん指導も)してきたフルレングスインプロとの内容の比較などから、今後に向けた更なるパフォーマンス向上へのアイディアなどを、これから綴っていこうかと思っています。
願わくば後進のためにならんことを。