マレーシアの生理用品事情
これは、マレーシアで見つけた生理用品を、初めて使用した私に起こった出来事と、そこから得た学びのお話です。
私にとってのタンポン
私は経血が多い日は、タンポンを使用します。
活動量の多い日でも、下着を汚すことがなく安心です。
ナプキンや織物シートを併用すれば、さらに安心感が増します。
加えて、私の場合、就寝時にタンポンを使用すれば、経血で下着や布団を汚すことはほぼ無いです。
月経カップなどに比べて、手を汚さずに脱着できるタンポンは、生理が続く限り、私にとっての必需品です。
日本においては、ユニ・チャームが販売しているソフィのタンポンが一般的でしょうか。
他方で、アメリカではP&Gが販売しているTampaxが有名でしょうか。
販売元が違えど、構造は同じです。
プラスチック製の筒(アプリケーター)に圧縮された綿のような吸収体が入っており、吸収体を筒から押し出して膣に挿入して使用します。
このアプリケーターが大きな役割を果たしていて、この筒のおかげで手を汚さずに脱着が行えるわけです。
さらに、吸収体の挿入位置が、膣の奥深く過ぎたり、手前過ぎたりすることなく、このアプリケーターのお陰で正しい位置に挿入出来ます。
そんなわけで、私はタンポンと言えば、アプリケーターが付いたものだと認識していました。
マレーシアの宗教と生理用品
ある日、タンポンを求めてマレーシアの薬局へ行きました。
しかし、生理用品コーナーを探しても、店の中の何処を探してもタンポンが見つかりません。
生理用品売り場の面積はナプキンがほとんどを占めています。
マレーシアは国民の半数以上がイスラム教徒です。
おトイレの横にはホースが付いていて、トイレの床がびちゃびちゃなんてことはよくあります。(長ズボンは裾が濡れるので、私は着用を避けがちです。)
一説によれば、タンポンは洗いにくいから普及してないそうですが、真相はいかほどか。
後で誰かに聞いてみよう。
大きな薬局へ行けばタンポンの取り扱いがあると考え、モールの中に入っている店舗へ移動しました。
そこでやっと見つけたのは、フィンガータイプと呼ばれる、指で挿入するタイプのもの。
なんか見た事あるな~って思いつつ、使った事は無いけど、他に選択肢がなかったので買って使ってみました。
フィンガータイプのタンポンを使ってみる
フィルムを取って、グイッと、人差し指を使って、タンポンを膣に挿入しました。
挿入数時間後・・・
併用している織物シートに血がついてる。
ん~、なんか漏れてるようだ。
挿入が浅いのかな~
そう思って、さらに奥へ押し込んでみた。
数字時間後・・・
んー、まだ漏れるな~
もうタンポンを取り出してナプキンに変えようと考えて、取り出すために紐を探す。
あれ、紐が見つからないぞ。
あれ、確かに青い紐付いてたよね?
なんで出てこないのかな~
って、考えながら自力でタンポンを取り出そうとしましたが、
しばらく格闘した結果、自分で取り出すことを諦めました。
翌日、婦人科に行って摘出してもらいました。
イスラム教では経血は穢れていると思われていのに、
ヒジャブを巻いたムスリムの看護師さんに、他人である私のドロドロの経血を見せることになってしまい、大変申し訳なく思いましたので、
「この散らかりを見せてゴメンなさい」とお伝えしました。
今回の学び
ここから、この形状のタンポンは、紐をしっかり引っ張り出してから挿入する事が必要であること、加えて、正しい位置に装着する必要があることを学びました。
まず、アプリケーターが付いてるタンポンは、紐が既に飛び出ている上、比較的太めの人なので、挿入前に確認する必要がありませんでした。なので、それと同じ感覚でフィンガータイプのタンポンを挿入してしまうと、紐が見つからずに苦労します。
次に挿入位置ですが、深くても浅くてもダメで、大体指の第二関節程度の深さにタンポンを入れる必要がある様です。
これらを怠ると、タンポンが本領発揮できない上に、取り出す事もできないという目に遭います。
これを経験してから、タンポンは日本で買い溜めしようと誓いました。
ShopeeなどのECサイトで、Tampaxの扱いもあるのですが、割高です。
なので、日本に一時帰国したときにユニ・チャームのタンポンを沢山買ってマレーシアに持って来るということを学びました。
お終い。
チャンチャン♪