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医学部編入向けゴロ合わせと解説(無機化学編)

 私は、社会人で働きながらで、多くの時間は確保できないという条件下で、約半年で、国立大学の医学部編入試験に合格しました。効率よく学習できた重要テクニックの1つがゴロ合わせです!化学や生物対策で約100個のゴロ合わせをつくり、本番の試験でも10個以上は使用して正答できたと確信しています。特に、深い理解よりスピードが優先される問題では、ゴロ合わせは、高い威力を発揮してくれます!

 医学部編入試験では化学が出題される大学は多いです。化学履修の方でも無機化学や有機化学の暗記問題は忘れている方も多いのではないでしょうか?この分野は正答するのに深い理解は必要とならず、暗記すれば手堅く点がとれます。時間をかけず効率よく覚えるために、ゴロ合わせを駆使するのがおすすめです!

 私がゴロ合わせを作るときに気を付けたことは、問題文を見たときに、そのゴロ合わせを思い出せるようにすることです。なぜなら、ゴロ合わせ自体を丸々思い出せないと、意味がないからです。そこで、思い出すためのキッカケ・とっかかりが必要です。

 そのため、私のゴロは「ゴロ合わせの前半に、問題文に登場するワードを含ませ、ゴロ合わせの後半に、問題を解くために必要な知識を含ませる」というスタイルを基本としています!

今回ご紹介する、解説付きゴロ合わせは以下の通りです
・ハーバーボッシュ法 (工業的製法①)
・オストワルト法 (工業的製法②)
・ソルベー法 (工業的製法③)
・接触法 (工業的製法④)
・人体に含まれる元素比率
・金属イオンの系統分離(大作!!6段階)

では、ゴロ合わせと解説に移ります!

★ハーバーボッシュ法

(窒素と水素からアンモニアを作る方法)

<ゴロ>
『ハーバー没収、資産て、アンモ?』

<解説>
ハーバー没収:ハーバー・ボッシュ法 

資産て:四酸化三鉄(触媒) 
アンモ?:アンモニア(生成物)

※問題文に「ハーバー・ボッシュ法」的なワードが書かれていることが多いです。そして、回答すべきは、触媒の「四酸化三鉄」や、生成物の「アンモニア」であることが多いです。「ハーバー」というワードを見れば、上記のゴロを思い出せて、問題に正答できる!というコンセプトです

<ストーリ―>
ハーバー(湾)を所有していた人が、それを没収されてしまい、「資産あんの?」と思われているというストーリーです

★アンモニア酸化法=オストワルト法

(アンモニアを酸化して硝酸をつくる方法)

<ゴロ>
『アンさん、お酢と割ると、プチ小3』

<解説>
アンさん:アンモニア酸化法
お酢と割ると:オストワルト法

プチ:Pt触媒(白金触媒)
小3:硝酸(生成物)

<ストーリー>
アンさんをコップに入れて、お酢と割ると、小さい(プチ)小3になったという、ファンタジカルなストーリーです。
※アンさんは、杏さん、アントニオ猪木さん、アンミカさん、などなどイメージしやすい方でどうぞ!)

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