制限・感動

2024年クリスマスコース。
前菜は、18種類の野菜が、1皿に凝集されたリース仕立て。
柿とキンカンが、野菜として彩られていた。

柿もキンカンも、果物であるが、大きな枠組みでは野菜でもある。
果物としては、僕には甘みが物足りない。
野菜としては、新たな触感と彩りと、「感動」を届けてくれる。
果物でなく、野菜としてという「制限」が、
「感動」を生んでいるのかもしれない。
 
世の中は、「制限」で満たされている。
時間がない、つながりがない、お金がない。
一方で、「制限」があるからこそ、生まれるものもある。
重要なことは、「制限」のマイナスから、どう人生のプラスを生み出すか。

僕にとって、言葉という「制限」下で、
どのように文章に彩りをもたらすか。
大切な思い出の配当をもらいつつ、日々考えている。

人の世に道は、一つということはない。
道は、百も千も万もある。
坂本龍馬

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