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長野へ移住後にキャンプは辞めた、だけど観葉植物は相変わらず育てている


私にとってのキャンプと観葉植物の差

 私が東京から森深い地域へ移住して、以前は大好きだったキャンプをすることがなくなりました。

外で薪ストーブを使用してキャンプ風のことをしていた最初の冬

常に窓の外に広がる風景がキャンプ地のようだからかもしれません。あれほど憧れてやりたかったことが、移住したことで日常となり、徐々に行わなくなった習慣がいくつもあります。
 しかし、私が東京に住んでいた頃から観葉植物を育てるという趣味は今でも続けています。植物の名前を言えたりするような詳しい知識はないのですが、ゆるい趣味として続けています。

樹形が面白いので衝動買いした木

 都会的なスピード感や情報感度を保ちつつ、豊かな自然環境の中で生活したいと願い、長野へ移住しました。今、私がどうして森の中にいるのに、家の中でも植物を育てているのか、“ちょっと変だな”と思い考えてみたんです。

ささやかな成長体験

 私が気づいたことは、植物を育てることが私にとっての「成長」の体験だということです。我が家では、多肉植物を始めとする数種の観葉植物を育てています。これは一種のパズルのようで楽しいです。育ちすぎた植物を剪定したり、株分けをしたり、何かと気が向いたときに手入れをしています。

多肉植物の寄せ植えに挑戦

 誤解なき様お伝えすると、決してキャンプが成長を伴わない行為であるとは言いたいわけではありません!キャンプは様々な技術の向上や、コミュニティから得られるコミュニケーションによって、成長を感じる機会を得られます。しかし、私の森の中で夫婦二人の生活においては、それが成長を感じるための体験ではなかったということです。

犬・猫への危険と対策

 しかし、屋内の観葉植物を家庭内でたくさん育てることには思わぬ落とし穴もあります。それは、我が家の猫たちが植物を荒らすこと、そして猫にとって危険な植物があるという事です。猫は一部の植物に対して有毒反応を示すことが知られています。特に、「クワズイモ」はその一つです。

薪ストーブの上に置いたクワズイモ、猫には少し毒だった模様
(猫は苦しんでいるのではなく、寝てます。笑)

 私たちがそれに気づいたのは、SNSでの一つのコメントだったのです。その後、クワズイモを猫が触れないように別の部屋に移動させました。本当にコメントやアドバイスをSNSで得られることはとてもありがたいものです。
 犬は特になんでも食べてしまうので近くに食べられるものは置かないようにしていますが、高いところにも飛び乗れてしまう猫にとって安全な観葉植物の選択と、猫が植物に触れないようにする工夫をしています。

目にみえる全てを食べ物と認識している犬さん

 例えば、猫が好む植物は猫が入れない部屋に置いたり、高い棚の上や飛び乗れない場所に置いたりしています。その一方で、できる限り猫にとって無害であったり、いたずらしたり食べないことが確認された植物を選んでいます。

買ってきた翌朝には、既にボロボロになっていた葉先

仕事の合間に感じる心地よい体験

 森の中に暮らしている私がさらに室内でも植物を育てることは、一見すると無駄なことに思えるかもしれません。しかし、植物を育てることにより、朝目覚めた時や仕事の間の水やりの時間など、日々の成長と共存の喜びを感じることができます。

吊るすと流石に猫も手が出せません

 それはたとえ細やかであろうとも、私にとっては心地良い体験です。我が家の豊かな緑の生活と、その中で出会った小さな課題や解決策については、次回また何か気づいたときにシェアしたいと思います。

この穏やかな寝顔を守りたい

あとがき

 連休が終わりました、近くの車山高原のニッコウキスゲの見頃のピーク、そして混雑のピークを迎えていました。SNSでもその混雑模様は憤りも交えて多く発信されていました。普段は混雑もなく、冬季に至ってほとんど人がいなくなる場所なので、ぜひ分散してお越しいただいた方が観光の受け入れ側も観光客側も互いに良いのになーと常々思っています。



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