黄銅とは?
黄銅(おうどう)は、銅(Cu)と亜鉛(Zn)という主要な元素から成る合金であり、黄色い色合いを持つことからその名前がつきます。
特徴と特徴:
耐食性:黄銅は銅と亜鉛の組み合わせにより、耐食性を持っています。これにより、湿気や空気中の酸素による腐食を抑制することができます。
機械的特性: 黄銅は強度が高く、耐摩耗性にも優れています。また、加工性が良く、熱や電気の伝導性が高いのも特徴です。
融点:黄銅の融点は銅の融点よりも柔らかく、溶けやすい性質があります。
合金のバリエーション:
黄銅には、銅と亜鉛の組成比によってさまざまなタイプがあります。合金の組成によって硬さ、耐腐食性、色合いなどが変化します。例えば、真鍮(ちゅうじん)は黄銅に亜鉛を5~45%程度含む合金です。また、特定の用途に適した特殊な合金も存在します。
用途:
建築: 真鍮や黄銅の金物は建築やインテリアデザインに広く利用されます。ドアノブ、取っ手、照明器具、装飾品などに使われます。
配管と接続部品:黄銅は耐食性に優れているため、水道管、ガス管、配管継手、バルブなどの製造にも使用されます。
音楽楽器: 金管楽器(トランペット、トロンボーンなど)や鐘(チャペルベルや風鈴)も黄銅が使われます。
自動車部品:黄銅は自動車のエンジン部品、ブレーキ部品、接続部品などにも広く使用されています。
電気・電子部品:黄銅は電気電子機器の接続部品、コネクタ、端子、スイッチなどにも利用されます。
黄銅は、その耐食性と機械的な特性により、多様な分野で使用される非常に重要な合金です。その特性により、耐久性のある製品や美しい装飾品の製造に適しています。
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