とにかく生き延びろ! 第6回 完璧な遺書書けますか?
先日、「あなたの生きた今日は誰かの生きられなかった今日」とかより「データ削除した?」みたいな看板の方が自殺を抑制する、って言うツイートを見ました。
わかるわ〜。
私のiCloudには遺書があります。
もし困ったらそこを見て欲しいのですが、遺書の半分は手紙ではなく、パスワードです。
私はカードの勧誘のアルバイトもしていて(仕事は6個くらいやってます)、そこにいるとこれまたいろんな人間模様が見えるんですが、亡くなると口座が引き落とせなくなったり、いろいろ大変そうです。
そういう現実的なあれやこれやを聞いてしまうと、残された家族のことを考え、ありとあらゆるパスワードは遺しておきたいと考えるようになりました。
私は今のところ借金しかありませんが、貯金があるのに引き落とせなくて、それが休眠口座になり、政府に使われたら嫌じゃないですか?
休眠口座が政府に使われた日には、やっぱりまた生き返りたくなってしまいそうです。
そのためにもありとあらゆるパスワードを記しておく必要があります。
私は今年の春に(!)また自殺しようと思い、今回は心置きなく死したかったので、母親のLINEにパスワードを送ってみたのですが、あっさり母親に心配され、電話がかかってきてしまいました。
心配をかけないようにしたのに、心配をかけてしまう大失態。
迂闊でした。
例えば、TwitterやFacebookなど、亡くなったときにご家族が代わりに書いてることがあります。
あれは羨ましい!
まぁ、TwitterもFacebookも特に書いてなくても「あれ?最近見ないな?飽きたのかな~?」って感じもしますが、でも、時たま熱心な人もいますので、そういう人を心配させてしまうのはしのびないなって思ってしまいます。
やっぱ自分の死をフォロワーさんに知ってもらいたい自己顕示欲もあるし、知らないうちに忘れ去られるのはそれなりに寂しいです。
せっかく死んだのに。
なので、そのあたりも家族にフォローしてもらいたいわけですが、遺書に「TwitterとFacebookに報告お願いします」とかちょっと恥ずかしいじゃないですか?
そこ死んだんだから察してくれよ!って思うし、うちの弟は考えてくれるかもしれないけど、両親は厳しいですね…。
遺書一つとっても、完璧にブラッシュアップするって大変なんですよ。
パスワード忘れてるのもいくつかあるし。
死んだのにずっと請求されていたとかいう話もあるじゃないですか?
家族だって、さすがに銀行口座とか保険は目に入っても、しょうもない月額課金とかは気づけないと思うんですよ。
しかもそういうのに限って、適当にパスワード決めてるから忘れてるじゃないですか?
やっぱ、そのあたりクリアーにしてから死にたいって思うんですよね。
なので、完璧な遺書は結構大変です。