自己紹介|はじめてのnote
はじめまして。ルルフと申します。
X旧Twitterでお友達の方もいらっしゃるかもしれません。時々、特定のドラマを見ながら実況で暴れたりしてます。
今更ですがnoteを始めてみようかと(今まで読み専でした)。
さて、今回ルルフがお話しするのはこちら。
「はじめてのnote」。まずは一気に紹介します。
以上の3つです(TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」ゲストdeダバダ風)。
その1 過去と昔と歴史
自分は京都在住の京都勤め人です。
生まれも育ちも京都、と言いたいところですが、祖父母が他県に住んでいたため、母が帰省してそちらの病院で生まれ落ちました。
そんな私は小学生低学年の頃から【歴史】が好きで、家の近所の史跡も興味持って見るような子供でした。
たとえばこの平安神宮。
幼稚園の頃から知っているこの場所。「神社」という感覚はありましたが、正直「観光地」なんて意識もないほど身近な存在です。
なので、確か10歳ぐらいかな?
ここが「平安遷都千百年紀念祭」で建造されたパビリオン、つまり造られてから100年ほどだと知った時思ったのがこれ。
「えっ。平安神宮って出来てたった100年なんだ。なんだ、まだ新しいやん」
でした。嫌な10歳だね!10歳から京都人ムーブやってたんだね!
今でも覚えているのですが、6年生の頃に「幕末」の「新選組」の存在に初めて触れた時のこと。確か新選組特集の「歴史読本(※)」を読んだんだと思います。
記事や読者コーナーのおハガキなど、内容は余りわからないながらとにかく熱量の凄さは子供心にも伝わってくる。そこで私は思いました。
「なるほど、この新選組という歴史ジャンルはファンが多いのだな。そして歴史ファンには王道中の王道のようだ。私みたいな新参者が立ち入っていい場所じゃない」
バカじゃないの!!
たかだか12歳の小娘が何を言ってる!何だその遠慮は!!むしろ12歳で飛び込むなんて将来有望期待の新人じゃないか!!愛好者を増やし続けるために新入りは貴重な餌食 財産だ!!
と、すっかり年くった今なら当たり前のことも、当時の初々しい小学生では全く気づかなかったのですね。おかげで今でも新選組に対してはお客さん状態です。
さて、私の小学校では6年生の社会の時間が「歴史」でした。授業が終わったある日、社会の先生に廊下で質問したことを今もはっきり覚えています。
私「先生、大学で歴史を専門的に勉強するのは、何ていう学部なんですか?」
先生「それは史学科だな」
実は大学まで存在する私立に通わせてもらっていたので、じゃあそのまま進学すれば?と言いたいところですが、母校(※)は当時史学科、つまり文学部のない学校でした。それは6年生でも簡単に調べがついたので「てことは受験しなくちゃいけないのか…え、数字が駄目な私には無理」
打たれ弱い私はすぐに諦めました。余談ですが結局私は普通に外部受験で全然違う大学へ進みます。それはまた、別の話。
その2 忘れられない出会い
その後、史学科にも進まず、まあまあ普通の歴史好きなレベルでなまぬるく生きていたある時、青天の霹靂が訪れるのです。
それがフジテレビで放映された渡辺謙さん主演「仕掛人・藤枝梅安(※)」でした。
勿論それまでだって世代的に時代劇も、あと大河ドラマも見てましたし、でもそれは他のテレビ番組と同じで、惰性で見ていました。特別何か感じることはありません。
でも「梅安」は違いました。明確に、特別感じる何かがあったんです。
今考えれば渡辺さん演ずる梅安先生から漂う「人間の業」や「人の悲しみ」、「それでも続く日常の営み」「ささやかな江戸の日々の情景」に胸打たれたのだと思います。
タイミングもあったんでしょうね。それまでだってこういう時代劇はあった筈ですが、私がそうした機微に気づけるような人間にやっとなれたんでしょう。
で、突然「渡辺さんの梅安先生」にスコーンとハマった私。レンタルビデオショップで過去作テレビシリーズ(私が見たのは結果的に渡辺梅安最後の作品になった「対決」です)のビデオを借りまくりました。原作も早速本屋で入手し、読み始めます。
そしてちょうどその年の大河ドラマが渡辺さん主役の作品だったことに改めて気づくのです。梅安先生で意識するまで殆ど気にしてなかった。それぐらい遠い存在でした。
それがNHK大河ドラマ32作目、「炎立つ(※)」。
渡辺さん演ずる主人公・藤原経清、そしてその息子である村上弘明さんの清原清衡、それから彼らの末裔、藤原泰衡を再び渡辺さんが演じて幕を下ろす、150年もの歳月が流れる壮大なスケールの物語。
いわゆる「敗北した側の大河」であり、戦における勝利より圧倒的に抗い難い宿命と支配者に敗れ去る哀切とに視聴者はメンタルをズタズタにされる、かなりヘビーでハードな大河でした。
それと大事な点が一つ。私が大河ドラマを、いわゆるオタク的に初めて見たのが源平大河となります。よって、院政期大河に血湧き肉躍るのはもう仕方ないんです。親なんですよ。ピヨピヨついてくしかないんですよ。それと同時に源氏は敵です。奥州藤原氏贔屓からスタートしたのだから源氏は私にとって完全にライバル。息するように当たり前です。
ここから私が大河ドラマをマニアに見るように開眼していきました。自分にとって好みだったりそうでもなかったりはありましたが、ほぼほぼ見てきた自負があります。
時代劇に目覚めたのが「仕掛人藤枝梅安」。
大河ドラマに改めて向き合ったのが「炎立つ」。
それは間違いありません。が、あともう1作私にとって重要な作品があります。
それが仕掛人と同じ池波原作の「真田太平記(※)」という歴史ドラマの金字塔です。
実は梅安を見るより遡ること数年前、NHK‐BS土曜日の昼に再放送をしていたことがあったんですよね。毎週熱心ではなく時々見ていた程度ですが、その時は渡瀬恒彦さん演ずる主役の真田信之ではなくて、草刈正雄さんの真田幸村と遥くららさんの草の者お江のカップルに萌えてました。とにかくこのお二人が美しく、自分達の生き方に誇りを持つ、凛々しいお江様と美貌の武人幸村が大好きでした。
ちょうど池波読者の仲間入りしたところでしたし、せっかくだから「真田太平記」も原作を読んでみようと思い立ちます。その頃某デパートに勤めていました。昼休みに書籍売り場に行き、順番に購入して、休み時間に読むということを続けます。最初は普通に新潮文庫で1巻を買ったんですが、文庫本は全12冊。それとは別に朝日新聞社(新装版)で全18冊というものが書籍売り場には置いてありました。それを見て閃いた私。
「楽しみは少しでも引き伸ばしたい…冊数が増えるのだから、物理的に長く読むことになるのでは…?」
いや物理的な話ならむしろどう考えても一緒だろ?とツッコミが止まりませんが、1冊ずつ本を買う楽しみの時間自体は確かに増えましたから無問題。
「真田太平記」は池波先生の創作、フィクションではありますが、真田本家の人々の生涯と一族の興亡、それを取り巻く多くの人々の生きざまを通して、歴史小説のダイナミックさとケレンと醍醐味を突きつけられました。
なお、原作を読んでものの見事に兄上の源三郎信幸、のちの伊豆守信之の沼に完落ちします。そして改めてドラマを見直す機会も恵まれ、渡瀬さんの伊豆守様の素晴らしさのとりこになりました。今でも心から尊敬しています。
ちなみに最終巻「雲の峰」は、買ったはいいものの読むのが惜しくて(※終わるのが嫌で)、1ヶ月以上積ん読した記憶があります。これは仕掛人・藤枝梅安の最終巻(未完)も一緒。
その3 来し方行く末
真田太平記にハマってから、今で言う聖地巡礼にも足を運ぶようになりました。1人で長野に行き、上田に行き、松代に行き。あるいは和歌山九度山まで。
何ということはないのに、やたら分厚い専門書を読み込んでみたりね(オタクあるある)。
フリーター的に仕事をしていたため、時間はそれなりにありました。京都に住んでいることを利して、せっかくなら【歴史】に携わる仕事みたいなことが出来れば…と考え出したのもその頃から。
そしてある日、とあるアルバイトの求人広告を新聞で見つけ、応募して入った仕事。それが今の職場でした。
業種は「イベント運営・広告代理店」。
文字通り【歴史】ある場所の催事運営のお手伝いを謳っていました。
後にアルバイトから正社員になり、今に至ります。
ぼんやり夢想していた通り、数百年の歴史を有する特別な景色を幾つも巡りながら、令和の京都中を駆け回る日々を送っている私なのでした。
京都の好きな景色とか、好きなドラマの話とか、描いたイラストのまとめとかで、noteを時々更新できたらいいなあ。と思っております。
で、気づいたんだけどこれ、最初にしては長すぎましたね?
もし読んでくださった方いらっしゃったら、お疲れ様でした。
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