このレトロゲームが面白い! その1『スパイvsスパイ』
座れ。
今はこう、インターネッツとやらで世界中の人間とゲーム対戦ができる時代になった。
イカがインクを塗りまくったり、荒野の100人の中で生き残ったり、殺人鬼から逃げまどったりするのが人気のようだが、俺はあえて、ダチ公の家に集まって対戦を楽しんでいたファミコン時代のゲームをここで紹介していきたい。
では1本目を紹介しよう。
『スパイvsスパイ』。
「すぱいぶいえすすぱい」ではなく「すぱいあんどすぱい」と読む。
これは白スパイのヘッケルと黒スパイのジャッカルを操作し、お互いを妨害しながら建物内を探索し、必要なアイテムである『カバン』『設計図』『パスポート』『金』『鍵』を探し出して飛行機で脱出するのが目的だ。
『カバン』以外のアイテムは1度に1個しか持てない。
アイテムはタンスなどを捜索して入手するが、そのタンスやドアなどに罠を仕掛けて相手を妨害することが可能だ。
ダイナマイトで相手を爆破したり、スプリングを仕掛けて跳ね飛ばしたり、ドアにバケツをしかけて硫酸を浴びせたりだ。
罠には回避方法があり、例えば傘を所持していると硫酸バケツを防ぐことができる。
さらに罠は仕掛けた本人にも効果を発揮するため、何処に仕掛けたかはきちんと把握しておく必要がある。
罠にかかったり直接の肉弾戦闘で死亡するとペナルティとして制限時間が減り、ゼロになるとゲームオーバーだ。
ゲーム画面を見てもらえばすぐにわかると思うが、このゲームは『相手の動きも画面で把握できる』ものとなっている。
注意深く相手側の画面を見ていれば、何処に罠が仕掛けられているのか、相手は今どこにいるのか、どんなアイテムを持っているのかなどがわかるのだ。
・相手は鍵を発見したが、すでに設計図を所持していたため、所持枠を増や すためのカバンを探しに行った。その隙に鍵を頂いておこう。
・相手が全てのアイテムを手に入れ飛行場に向かっている。この部屋を通る はずだから罠を仕掛けて待ち伏せよう。
などなど戦略は無限に広がる。
これがこのゲームの一番の魅力で、一画面で全ての情報が得られるのはギャラリーにとっても有難い。
スパイものではあるが、元ネタがアメコミということもあり、基本的に殺し合いではあるが残虐描写は無く非常にコミカルでとっつきやすいのもオススメポイントである。
今ならリメイク版がアイホーンでDLできる、機会があったら遊んでみて欲しい。
じゃあ今回はここまでだ。
【その2へつづく】
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