カラーズ

『三ツ星カラーズ』のすゝめ

  2019年10月20日日曜日。
 本日はラグビーワールドカップ準々決勝、日本vs南アフリカの試合中継がある。
 なんかTBSが異常に気合を入れている木村拓哉主演ドラマ「グランメゾン東京」の第1回放送もある。
 個人的にはロッチ中岡が一番のお気に入りである「世界の果てまでイッテQ」のスペシャルもある。

 だが!ここで俺が勧めるのは、そのどれでもない。
 19時よりニコニコ生放送で配信される
 『三ツ星カラーズ全12話一挙放送』 だ。

 いきなり観ろと言われても人はまず観ようとはしない。
 そこには興味を引かせるための努力が必要になる。
 それはtwitterで執拗にプロモーションをおこなって「全世界何万人がDL!」とか「ハマると時間を忘れます」とか「今オ●ニーできない人は絶対にプレイしないでください必ずヌいてしまいます」とかそういう売り文句をTLに流して余計なヒートを買うことでは断じてない。

 俺もああいうのは社屋が体長1m超の超巨大ダニの大群に襲われてしまえとか思うが、ここはそういう憎しみをぶつける場ではない。

 
 何か作品を他人に薦める場合、まずはそれがどんな作品なのかを説明する必要がある。
 勘違いや思い込みをしたまま作品に触れてしまうのは時として大怪我につながることがあるからだ。
 俺の友人が『ライフル・イズ・ビューティフル』というタイトルだけで「これは一流の狙撃手が退役後自身の人生を取り戻していくハリウッド映画」だと勝手に思い込んでしまった事実を知っているからだ。

 話が逸れた。
 ではまず、どんな作品なのかを説明する前に、まず登場キャラクターを紹介したい。
 さっきと言ってることが違うだと?
 このほうがインパクトがあるからだ、俺は常識に捉われない。
 ではいくぞ。主要人物はこの3人だ。

ゆい

さっちゃん

ことは


 このビジュアルを見て「ロリコン御用達の美幼女アニメか...」などという思い込みを抱いてはいけない。
 なぜなら、三ツ星カラーズという作品は

 【クソガキのやりたい放題を観察するもの】

であるからだ。


 自分がこのくらいの年齢だったときのことを思い出してほしい。
 思い出したか? 思い出したな?
 彼女らはおそらくその少し上を行くクソガキだ。
 このビジュアルで? と思うかもしれない。
 だが事実だ。

 ここで作品の内容に触れるとしよう。
 舞台は東京台東区上野。
 公園やアメ横の商店街なども実際の上野そのものだ。
 彼女ら3人は上野の平和を守るために「カラーズ」を結成、日々奮闘するという、いってしまえば少女版の「放課後ひみつきち物語」だ。

 しかしここからがそんじょそこらのほのぼの日常ものとは一線を画すところ。
 前述のとおり彼女らはクソガキそのものなので、その手段、あるいは目的ですらも他人様の迷惑など微塵も考えない。
 
 そのクソガキ描写に関しては本編を見てもらうのが一番良い。
 でもひとつだけ知っておいたほうがいいことがある。さっちゃんだ。
 さっちゃんはお前らの想像する「クソガキ」のロールモデルのような存在だ。口を開けば「うんこ」というワードをうんこ、じゃなかった連呼する。
 視聴者が毎回のノルマとして扱ったほどだ。
 ここまで駄文を連ねておいて何だが、百聞は一見に如かずだ。
 
 ニコニコ動画では第1話が無料配信されているのでご覧いただきたい。

  
 どうだろうか。
 「ロリコン御用達の美幼女アニメ」ではないことがわかってもらえたと思う。

 ここで前述の定義を少し言い直す。
 三ツ星カラーズは「自分には決して被害が及ばないことを理解した上で、クソガキが遊んでるのを近所のおっさん感覚で見守る作品」だ。

 最後は作中の挨拶で本稿を〆るとしよう。ここまで読んでいただき


 「おつカラーズ!」

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