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2023年の振り返り

年末に1年を振り返る。そんな習慣も今年で3年目になりました。

今日は大晦日、もう時間もないので推敲もせずに一気に振り返っていきます。今回も想定読者は「1年後の自分」です。誰かに気づきを与えるような記事じゃないかもしれない。ただの、1人のフリーランスの冴えない記録だと思ってください。この記事が僕以外の人にとって役立つのはもっと先の話でしょう。

さて、今年1年は人に恵まれました。「AI×編集者コミュニティ」に誘っていただき、Xではお話できないような方と、コミュニティだからこその深い話ができました。コミュニティのおかげでお世話になっているクライアントの商業出版の準備も進んでいます。2024年に書店にならぶはず。楽しみです。

また、那覇市の事業でセミナー講師をさせていただいたり、UXデザイナーさんからUXデザインを学べたりと、人との出会いは去年とは比べ物にならないほど充実しており、すごい人たちに囲まれてまじで恵まれた環境になっています。

自分の状況を客観的に見ると、仕事がこれから加速しそうな状況だとは思っています。ただ自分の主観としては迷走と停滞の一年でした。

なにかが始まりそうで始まらない。拡大しそうで変わらない。フリーランスとして3年間の長いチュートリアルが終わって、オープンワールドに放り出されて途方に暮れているような気分。なんでもでききそうな状態になったからこそ、なにも思いつかない。

今ね、めちゃくちゃ幸せなんですよ。収入がめっちゃすごいわけじゃありませんが季節の果物は食べられるようになました。これで十分だと感じてしまう。多くの人に認められたわけでもないし、権威を手に入れたわけでもない。でもこれで十分だと思ってしまう。何かを変えてやるというエネルギーが出ず、十分な今にただただ浸っていたい。

こういうのって普通、ある程度稼いだり地位を得てからの感覚のはずですよね。つくづく自分はスケールの小さい男なのだと思い知らされます。

「幸せならそれでいいじゃん」と思うかもしれませんが、こんな精神状態で仕事でうまくいかないことが起こると、なんとかしたいという思いよりも目を向けたくない気持ちが勝ってしまうことに気づいちゃったんです。よくない。本当によくない。

人は不満を取り除きたい時か快楽を得たい時しか動かない。仕事ではそれを意識しています。自分が不満もなく心地いい状態にいると動けなくなることは盲点でした。幸せって毒なんだなと。

僕がチキンと名乗っているのは、行動の原動力が「不安」と「恐怖」だからです。家蔵が食えなくなったらどうしよう、人に迷惑をかけたらどうしよう。そんな不安に駆られて走り出すチキン野郎。まさか不安がないと本当に走らなくなるとは…。

今、解決策として期待しているのは「なにかがおかしい」という感覚を持つこと。不安と恐怖が薄れている、かといって強い願望もない。なら自分の感覚をズラす。現場、果物を買える収入は得ていますが「毎日買えないのはなにかがおかしい」気になったマンガを買おうか迷った時は「書いたい時に買えないのはなにかがおかしい」そう考えて、おかしいを無くしていく。

満足してちゃどうやら動けないようです。ってのが2023年の感想。

2024年のチキンよ、頼むぜ。2023年は挫折の年だったことにしてくれ。マンガの主人公が調子に乗って周りに迷惑をかけてしまう回のような、成長するキッカケの停滞にしてくれ。

こんなnoteを公開するのはめちゃくちゃ恥ずかしいんですが、これも必要だったのだと思えるように変わるという決意も込めて、公開します。

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