「何が出来るか?」
教え子の家族に赤ちゃんが生れた、
「コーチ、寝返りが出来るようになったよ!」
「ハイハイが出来るようになったよ!」
「ママ、パパ、コーチって話すようになったよ!」
どこの家庭でも、同じ会話が聞こえて来るよね。
パパになる教育も受けないでママになる知識も少ないのに
素晴らしい子育てが出来るんだよね。
子育てを経験し学んで行くと
「コーチ、うちの子は勉強が他の子に比べて遅れているんだよね」
「テニスでも試合に勝つことが出来ないんだよね」
「バックのストロークが下手だから、どうにかして?」
「サーブがダブルフォルトばかりで、おかしいと思わないのかな?」
いつの間にか出来る事より、他の人と比べて出来ない事を探し始める
すると子供達も自分は出来ないんだ、もっと頑張ろうって思うが
出来ない事を頑張ると疲れるから、勉強が嫌いになる
なんて事をするんだ!子供を勉強嫌いにさせるなんて!
「コーチ、うちの4年生の子をどうにかして!」って頼まれる
日曜日の夜だけスケジュールが空いているから、夕飯を条件に
親に勉強の教え方を教える、
親に小学一年の漢字を教えていると、子供は興味津々!
ちょっかいを出してくる、「こら!邪魔!今日はお母さんの時間、あっち行け」と
追い払っても、直ぐに邪魔しに来る、
「もう!しようがないな!5分だけ教えるから、その後は邪魔しないでよ」
4年生だから、1年生の漢字が10個読めた、
「凄い、10個もわかるのか!」
「何?もう一回挑戦したい?ダメダメ!お母さんの時間だから来週ね」
って言ったのにヒーローが帰って後に、もう一回攻撃が始まり
翌週には100の漢字が書けて読めるようになった
また、この子は野菜嫌いってのが解かったので
お母さんにお願いして、星型に切ったニンジンをコーチの味噌汁に
入れるようにお願いして「星のニンジン、超ラッキー、旨い」
翌日から星のニンジンを探していたとの事
お母さんには、沢山食べて欲しいといっぱいあげないでね
週に2日ぐらい、当たり前にならない程度ね
この子はテニスでも沖縄代表にもなり立派な大人になりました
親の子育てって何だろうって考えた時、寄り添うのが一番、
何個出来るか?何個解かるか?早く出来るか?早く動けるか?
一緒に何回って数えたり、タイムを計ってあげたりする事が大事かな
そして出来ても出来なくても、一緒に一喜一憂しながら
挑戦する喜び、解かる事の喜びを育てましょう