ふとコンビニに立ち寄ってみると クリスマスケーキの予約が始まる広告を目の当たりにする いよいよ今年も終わるんだな、という実感がふつふつと湧いてきたところで帰路につく 「土曜の夜はレイトショーに限る」 と誰かが呟いているのを目にした 友達と別れた直後、家から一番近い映画館へ足を運ぶ 最近、鑑賞した『こちらあみ子」の大沢一葉がこの作品に出演していることを知った 「タイムリーやな…」と何かの縁を感じてすぐに観に行くことに決めた どこか一風変わったような そんな狂気じみた世界の
今週もなんとなく仕事を乗り越えて、なんとなく生活を送っている 想えば、ずっと曖昧のまま、目に見えない何かを抱えているような感触 金曜日、定時で仕事を終わらせて近所の映画館へ 我慢できずにホットドッグとビールを手に取り、映画を観る また酒を飲みながら帰る、そして、相も変わらずいつ寝たか覚えていない (風呂にはちゃんと入っていたのでOKって感じ) 土曜日の朝、休日にも関わらず平日よりも早く目が覚める 今日はどのパン屋さんに行こうかな…と考えながら体を起こす 家の近くに徒歩10
今の現場に配属されて1ヶ月と少しが経つ 目の前の景色の変化が目まぐるしく 感情も慌ただしく乱れるばかり いろいろなものが次から次へと通り過ぎていく 「こうしなくちゃ」を捨てて 時間だけが過ぎる、これじゃなきゃいけないものを 忘れたころに思い出す 瞬きなんかしている隙も無い程に 割に合わないことばかり 人の入れ替わり立ち替わりも激しい その上に人一人死のうが みんなはいつものように 当たり前のような顔をして働いてる 頭の中で言葉にすら消化できない瞬間もある せめて今だ
毎日を大切に、幸せに生きるということ 自分の何気ない日々の中に 美しいと思える瞬間はたくさんあるのに そのほとんどを見落としていることに気付かされる 何も起こっていないように見える日常も 実は何かが起きているかもしれない 一つ一つの物事に憧れを感じる、 木漏れ日がいつも違って見えるように 一度たりとも同じ日は存在しなくて " 今は今、今度は今度 何も変わらないなんて、 そんな馬鹿なことないじゃないか " 変わり映えのない生活を送る男が吐く言葉 極限まで削ぎ落とした
原作未読 人間の具体的な多様性を突きつけられる作品であった。 というか、多様性という言葉だけじゃとても片付けられやしない。 当たり前って当たり前じゃない。 あなたにとって普通って何ですか?何が一般的な常識で何が正解で何が間違っているのか。 人には誰にも言えない秘密、心の奥底に悩みがあったりする。他人に理解なんて求めない上に共有したいとも思わない。それなのにあなたは知らないうちに私を傷つけているかもしれない。大多数が正しいと感じることが正当化されるとともに少数派が間違って