角兜の狂戦士パート6:角飾り、兜、地面、雪の表現、トップコート=完成
よくぞ来た。前回のショウケースで、斧に巻かれた滑り止めの革ひも、斧の刃、骨飾り、右腰の小袋を仕上げた。3ヶ月に渡って組み立てから各部のペイントを進めてきた「角兜の狂戦士(双斧)」も、今回でいよいよ完成を迎える。
完成が近づいてくると、早く仕上げたくてウズウズし、気持ちが急いてしまうものだ。俺はいつもそう。でも、グッとこらえてじっくり仕上げていこう。せっかく手間ひまをかけてペイントしてきたミニチュアだ。焦って失敗したら元も子もないしね!
それじゃあ行ってみようか!
角兜のペイント
彼のかぶる兜は、エキゾチックなデザインをしていて、大きく反り返った角飾りが印象的だ。まずはこいつを仕上げよう。図鑑やインターネットで角のある動物の写真を見たり、ファンタジーアートの画集を眺めたりしてイメージを膨らませる。ミニチュアを見ると、根元の部分にたくさんの切れ込みが入っている。その形はイレギュラーで、左右対象でもない。形や深さからして自然とついたもののようだ(つまりこれは人口的な造作物ではなく、自然の生き物を由来としている)。
ここから先は
12,674字
/
40画像
寄せられたサポートは、ブルボンのお菓子やFUJIYAケーキ、あるいはコーヒー豆の購入に使用され、記事の品質向上に劇的な効果をもたらしています。また、大きな金額のサポートは、ハーミットイン全体の事業運営や新企画への投資に活かされています。