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第8回ベイルファイア(2024) エントリーガイド

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ベイルファイアとは

オールドスクールファンタジーミニチュアのペイントコンテスト「ベイルファイア」。昨年第7回が開催されたこのコンテストは、日本全国どこからでもnoteでエントリーできる。参加作品すべてに、ジャッジからの詳細なコメントがなされる、他に例を見ないコンテストである。

「ベイルファイア」とは、つまり「焚き火」だ。みんなの持っているホビーの炎を持ち寄って、俺たちの焚き火を作ろう。そして、長い夜を照らす灯火をなそう。

これは俺たちの焚き火だ。みんなで囲もうじゃないか。この炎を見つけて近づいてくる人がいたら、大歓迎で迎えたい。前回参加した君も、できなかった君も、あるいは今回初めて、ベイルファイアへの参加を考えている君も。みんな集まれ。一緒に楽しもう。

俺、籾山庸爾がジャッジとして、君の作品と真剣に向かい合い、責任と誇りをかけて審査する……ベイルファイアは、君の本気と俺の本気が織りなす、真剣なペイントコンテストだ。投票型ではなく、ジャッジが明確な審査基準を用いて公平に審査を行い、受賞者が決定される。

だが、ベイルファイアは、参加者がシノギを削りあう殺伐とした催しではない。みんなで作品を持ち寄り、焚き火を囲んで仲良く楽しむイベント...そう、これは年に一度だけ訪れる、オールドスクールファンタジーミニチュアのお祭りなんだ。

作品の受付は、2024年11月1日から。


第8回ベイルファイア
開催要項


参加受付期間

2023年11月1日 0:00 〜 2023年12月31日 23:59

参加資格

ハーミットイン・メンバーシップ参加者、またはハーミット・カウンシル定期購読者であること。

部門

1体のミニチュアを塗り込む「シングル部門」と、複数のミニチュアを塗り込む「マルチ部門」、および、個別レギュレーションの存在する「モデリング部門」の計3部門がある。

●単体の塗り込みをテーマとする「シングル部門」2作品まで
●複数ミニチュアを絡める「マルチ部門」2作品まで
●モデリングも審査対象になる「モデリング部門」1作品まで

つまり君は、上限5作品までエントリーできるんだ。複数エントリーしてもよし、一つに絞り込んで挑むのもよし。君次第さ! 各部門のレギュレーションは下で説明する。


ジャッジコメンタリーの発表および称号獲得者発表

2024年1月中旬から審査員の講評「ジャッジコメンタリー」をハーミット・カウンシル記事として順次掲載。参加作品が多くなるほど、コメンタリーが全て揃うまでの期間も長くなるが、そこは時間をくれ。全作品にコメンタリーをつけた後に最終審査を行い、ハーミット・カウンシルにて称号獲得者の作品を発表する。

参加方法

開催期間中、君のnoteに #ベイルファイア および参加部門( #シングル #マルチ あるいは #モデリング)のタグ付きでエントリー画像を「画像」投稿にてアップ(やり方はこの記事の最後で紹介している)。


レギュレーション:シングル部門とマルチ部門

ベイルファイアのシングル部門、およびマルチ部門は、ミニチュアを本気で塗り込み、ドラマを込める部門だ。両部門には、以下のレギュレーションがあてはまる。よく読んで、違反がないようにしよう。

1) ハーミットイン商店で購入したミニチュアを新規に製作し、それを撮影してエントリーしてくれ(過去に商店で購入したものでもいい)。商店での購入事実を証立てるため、エントリーには購入時に発行される注文IDの付記が必要だ(注文IDの調べ方は、この記事の一番下で説明する)。

2)画像は1エントリーにつき10点までアップ可能だ。「正面」「右」「左」「背面」の画像4点は必ず含むこと。

3) 「シングル部門」「マルチ部門」の2部門のうち、どちらの部門参加かをエントリー時のハッシュタグで明記すること。自分の作品がどちらに分類されるかわからない場合、#ベイルファイア のタグのみをつけてエントリーしてくれ。部門のハッシュタグがない場合、主催側がどちらの部門かを判断する。

シングル部門( #ベイルファイア #シングル )
1体のミニチュアに限定した部門。単体ミニチュアに込められたペイントスキルとドラマを審査する。コボルドであろうがジャイアントであろうが、1体のミニチュアは1体だ。小道具ミニチュアを加えた場合、それが単体ミニチュアの引き立て役としてならば、シングル部門としてエントリーしてもよい。なお、ミニチュアの中には、使い魔や小動物が一緒に造形されているものもあるが、これらはシングル部門へのエントリーとする。

1体のミニチュアである限り、作品の大きさに制限はない。

マルチ部門( #ベイルファイア #モデリング )
複数のミニチュアに限定した部門。複数ミニチュアに込められたペイントスキルとドラマを審査する。それぞれが別のベースに載っていてもいいし、一つのジオラマベースに配した作品でもよい。また、作品の大きさに制限はなく、1つの作品に何体のミニチュアが配されていても構わない。

作品全景の「正面」「右」「左」「背面」の画像4点を忘れずに。ただ、写真は1エントリーに10点までだから、複数体をイッキに撮影するとかして工夫してくれ)。

4)各部門につき2作品までエントリーOK。

5) 作品は、他コンテストやイベントにエントリーしていないものに限る。新作を見せてくれ。ただし、エントリーがすむ前でも、SNSなどで途中写真のシェアをしたり、他の人から意見をもらうことはOKだし、どんどんやってくれ。

6) 作品の大きさに制限はない。これはシングル部門、マルチ部門どちらにもあてはまる。君の自由にしてくれ。

7)ミニチュアは必ずベースデコレートするか、ジオラマ仕立てにしてくれ。使う素材に制限はないが、ミニチュアやキットのパーツを用いる場合はハーミットイン商店で購入したものに限る。商店で扱っていない製品は、版権ほか諸権利を我々が持たないため、複雑な問題を引き起こす可能性があるからだ。

8) 改造やフルスクラッチは、シングル部門とマルチ部門では審査されない。君がモデリングも含めて審査してほしい場合は、モデリング部門のレギュレーションでエントリーしてくれ。

9) ミニチュアや画面の色味が変わるような加工ないしは補正がされた画像は審査対象外とする。ベイルファイアはミニチュアペイントコンテストだからだ。画像ソフトでめちゃくちゃ色調を変えたり、修正したり、フィルターをかけたりするのはダメである。

10) 写真の背景は自由だ。白や黒などの背景紙でもいいし、背景に画像や絵画を入れても構わない。ただ、背景は審査対象ではないので選考に影響しない君のペイントしたミニチュアが見やすいように撮影してくれ。ただし、薄暗かったり、ピントがボケボケだったり、散らかった部屋の真ん中とかで撮影された作品は、撮影し直した方がいいよ。

レギュレーション:モデリング部門

モデリング部門( #ベイルファイア #モデリング )
ミニチュアに込められた改造あるいは自作のモデリングスキルを中心に、作品のペイントスキルとドラマも審査する部門。シングル部門、マルチ部門とは別のレギュレーションがある。よく読んで、違反がないようにしよう。

1)作品の題材は、オールドスクール・ファンタジーミニチュアの世界観に沿うものであること。何をしてオールドスクール・ファンタジーミニチュアなのかは、ハーミットイン商店のアイテムを参考にしてくれ。

2-1)改造ミニチュアをエントリーする場合:素体となるミニチュアはハーミットイン商店で購入したものにすること。商店での購入事実を証立てるため、エントリーには、ミニチュア購入時に発行された注文IDの付記が必要だ(注文IDの調べ方とエントリー時の書き方は、この記事の一番下で説明する)。

また、改造に用いることができるのは、パテやプラ板、真鍮線といった造形素材、あるいはハーミットイン商店で購入したミニチュアのパーツに限る。商店で扱っていない製品やパーツ類は、版権ほか諸権利を我々が持たないため、複雑な問題を引き起こす可能性があるからだ。

そこに作品演出上の必要性があるならば、複数の改造ミニチュアを単一の作品としてエントリーしてもよい(同一のジオラマベース上に配されていてもよいし、個別にベースデコレートされたものでもOKだ)。

2-2)完全自作、つまりフルスクラッチの作品をエントリーする場合:作品は、人間サイズで約30mmのミニチュアと並べて違和感のない大きさ(商店で販売されているミニチュアたちと同じスケール)で自作すること。もちろん、オウガやトロールなど、人間より大きな題材や、ゴブリンやハーフリングなど、人間より小さな題材を自作してもよいが、作品を「人間サイズで約30mmのミニチュア」と並べた際、いわゆる“同一空間で共存できる縮尺”でなければならない。この観点から、15mmや54mmミニチュア(スケール違い)やバストモデル(胸像)はエントリーできない。

このスケール・フィットを証立てるため、モデリング部門にフルスクラッチ作品でエントリーする場合には、ハーミットイン商店で購入したミニチュア1体以上と組み合わせた作品にすること。これは同一のベース(台座)に固定されていてもよいし、別々でも構わない(ただし、単なる大きさ比較ではなく、作品として関連性があるものに仕上げること)。エントリーには、フルスクラッチ作品に付随させたミニチュアの注文ID(購入時に発行される)の付記が必要だ(注文IDの調べ方と書く場所は、この記事の一番下で説明する)。

そこに作品演出上の必要性があるならば、複数の自作ミニチュアを単一の作品としてエントリーしてもよい(同一のジオラマベース上に配されていてもよいし、個別にベースデコレートされたものでもOKだ)。複数の自作ミニチュアで単一の作品を制作した場合も、スケール・フィットを確認するために、商店で購入したミニチュア1体以上を含んでいる必要がある。

3) 改造や自作の作品は、君自身が創作したオールドスクール・ファンタジーミニチュアであることが大切だ。他作品の諸権利を侵害しないように。なお、ハーミットインの著作物(デスグロやハルクウーベンなど)については、ハーミットイン二次創作ガイドライン(ここで読めるがあてはまる。

4)モデリング部門では、1エントリーにつき15点まで画像をアップ可能だ。ペイント済作品の「正面」「右」「左」「背面」の4枚に加えて、アンダーコート前(どんな素材で何を作っているかが明確にわかるように)の「正面」「右」「左」「背面」の画像4点、計8点の画像を必ず含むこと。これにより、ジャッジは君の改造や自作スキルをじっくり見て、コメンタリーができる。

5)モデリング部門には、1作品のみエントリーできる。これとは別に、シングル部門2作品まで、マルチ部門2作品までエントリー可能なので、君は最多で5点の作品を、ベイルファイアにエントリーできるのだ。

6)作品は必ずベースデコレートするか、ジオラマ仕立てにしてくれ。使う造形素材に制限はないが、ミニチュアやキットのパーツを用いる場合はハーミットイン商店で購入したものに限る。商店で扱っていない製品は、版権ほか諸権利を我々が持たないため、複雑な問題を引き起こす可能性があるからだ。

7)作品は、他コンテストやイベントにエントリーしていないものに限る。新作を見せてくれ。ただし、エントリーがすむ前でも、SNSなどで途中写真のシェアをしたり、他の人から意見をもらうことはOKだし、どんどんやってくれ。

8) ミニチュアや画面の色味が変わるような加工ないしは補正がされた画像は審査対象外とする。

9) 写真の背景は自由だ。ただし、背景は審査対象ではないので選考に影響しない

審査のポイント

審査は年明け以降、俺自身が各エントリーの画像を舐めるように見ることで行う。審査のポイントをあらかじめ伝えておこう。これはシングル部門、マルチ部門両方で同じだ。

1)ミニチュアペイント及びベースデコレートのスキル
2)ミニチュア及びベースデコレートが語るドラマ性

また、モデリング部門には、上記2点に加え、以下も追加される。

3)ミニチュアに込められた改造あるいは自作のモデリングスキル


写真撮影のヒント

ベイルファイアは写真審査なので、君の作品をかっちょよく撮影すると実にいいが、高い機材とか撮影ブースは必須ではない。いくつかのポイントを抑えれば、君のスマホで十分だ。例えば俺は毎年のベイルファイアで、撮影ブースや専用照明を使わず、電気スタンドの照明とスマホで撮影した写真で参加している。

ピント:君がスマホで撮影するなら、ミニチュアの「顔」部分を一度タップし、そこにピントを合わせて撮影するといい。

照明:強すぎる照明はミニチュアの色味を飛ばしてしまう。また、逆光での撮影をするとミニチュアが影になってしまう。

写真は差し替えOK?:受付期間中であれば、エントリー記事を更新して、画像を差し替えてもいい。12月31日時点でアップされている画像を元に、ジャッジは審査を行う。逆に言えば、それまで審査は始めない。

スマホを用いた撮影のアドバイスは、『ペイント大全ベーシック:ミニチュア撮影伝説』で詳しく書いた。ぜひ活用してくれ。

また、長島淳氏による『ペイント大全エクストラ:ミニチュア撮影の秘密』も良い参考になるだろう。長島氏が記事内でも言及してくれているけど、ベイルファイアはペイントコンテストなので、臨場感を出すなどの目的で、作品の一部が見えないなどの演出はやめておこう。作品がはっきり見えないと、正確なジャッジができなくなるからね。


焚き火の勇者たち

ベイルファイアには、3つの称号が存在する。トーチベアラーおよびトーチガードはシングルおよびマルチ部門のみが選考対象、トーチビルダーはモデリング部門のみが選考対象だ。
3つの称号獲得者が決定、発表されるのは、参加全作品にコメンタリーがついた後だ。


トーチベアラー(灯火の運び手)

シングル、マルチの両部門から、もっとも優れた作品1つが「トーチベアラー(灯火の運び手)」として選ばれ、作者は称号を獲得する。モデリング部門作品は選考対象に入らない。

●作者に「トーチベアラー(灯火の運び手)」の称号と記念品が贈られる。
●トーチベアラーとして名前が永遠に記録される。
●ハーミットイン商店で該当する製品の作例写真として採用される。


トーチガード(灯火の守り手)

シングル、マルチの両部門から、出色の出来栄えと思われる作品が「トーチガード(灯火の守り手)」に選ばれ、作者は称号を獲得する。モデリング部門作品は選考対象に入らない。

●作者に「トーチガード(灯火の守り手)」の称号と記念品が贈られる。
●トーチガードとして名前が永遠に記録される。
●ハーミットイン商店で該当する製品の作例写真として採用される。


トーチビルダー(灯火の作り手)

モデリング部門から、もっとも優れた作品1つが「トーチビルダー(灯火の作り手)」に選ばれ、作者は称号を獲得する。シングル部門およびマルチ部門の作品はトーチビルダーの選考対象に入らない。

●作者に「トーチビルダー(灯火の作り手)」の称号と記念品が贈られる。●トーチビルダーとして名前が永遠に記録される。


歴代入賞者からの寄稿

なお、ベイルファイアの慣例にならい、開催期間中に連載されるコラム『テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア』にて、“焚き火の勇者たち”…すなわちトーチベアラー、トーチガード、トーチビルダーからそれぞれ寄稿をしてもらう運びだ。今年“焚き火の勇者たち”となる作者たちにも、来年寄稿の依頼がいく。


エントリー手順
note「画像」記事のアップ方法

エントリー手順を順番に説明しよう。画像はPCのものだ。スマホのアプリでやる場合は画面が違うけど、やることは同じなので心配ないよ。

1. 画面右上「投稿」をクリック。

2.「画像」をクリック。


3. シングル部門とマルチ部門の添付画像は1作品につき10点まで(完成作品の正面・右・左・背面を写した4枚を必ずつけること)。

モデリング部門の添付画像は1作品につき15点まで(アンダーコート前と完成作品それぞれに、正面・右・左・背面を写した8枚を必ずつけること。

4.「画像の説明」は、注文ID(必須)と作者コメント(任意)を入れる。エントリー作品の購入時に商店から送られた「注文ID」を、一枚目の「画像の説明」内、作者コメントの後にカッコ書きでつけてくれ。

作者コメントは任意だが、特に苦心したポイント、特に見て欲しい部分を書いてもいいし、ファンタジックなストーリーを添えるとよい。ただし、作者コメントの内容は審査に影響しない。

注文IDとは?:ハーミットイン商店では、すべてのお買い物に注文IDが発行されている。エントリーするミニチュアを購入した時に、注文IDが君の手元に届けられているから、チェックしてみてね。

注文IDがわからない時は?:購入した品物と大体の購入時期を添えて ハーミットイン商店の「問い合わせフォーム」から連絡してくれ。商店スタッフが確認の上、君にメールで注文IDを連絡するよ。


5.「タイトル」に作品名をつける。注文IDは、今年から画像のアピールテキスト内に入れることになったので注意してね!

6. ハッシュタグに #ベイルファイア  と打つ。このタグがあることで、エントリー作品として認識される。

続いて部門のハッシュタグを打つ。部門がシングル部門なら #シングル 、マルチ部門なら #マルチ 、モデリング部門なら #モデリング と打ってくれ。このタグがない場合、あるいは、作品と部門がチグハグと判断した場合、俺の判断で適切な部門に分ける(作品は必ずどれか一つの部門へのエントリーとなる)。

なお、モデリング部門を除き、改造やフルスクラッチのスキルは審査に影響しないことを忘れないでくれ。

7. 投稿ボタンを押せばエントリー完了! 開催中、ハーミットインのペヤングはベイルファイア巡視員として定期的にnoteを巡回しており、君のエントリーは「ベイルファイア:英雄たちの碑」マガジンに掲載される。君の作品は栄誉と共に永遠に記録されるのだ!


質問があるときは?

わからないことがあれば、この記事にコメントしてくれ。返信でコメントを返す。あるいは、ハーミットイン・コミュニティ(公式Discordサーバー)で俺に直接質問してくれても全然OKだよ!
さあ、製作を始めようぜ!

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