🔰ペイント大全ベーシック:ブラッキング落とし伝説
よくぞ来た。靴墨を用いて、メタルミニチュアの精密なディティールと重量感を引き立てる技「ブラッキング伝説」を以前紹介した。
以来、俺はあることをテーマに、色々と試行錯誤を繰り返してきたんだ。ブラッキングの靴墨をいかに手軽に、かつ効果的に落とせるかを。
そんなミニチュアたちをブラッキングして満足したけれど、ある日突然「あっ、やっぱペイントしたいこれ」とか「よし、今まではコレクションメインだったけど、ペイントに改めて挑戦してみよう」と思う人がいると思う。元々は、古式ゆかしい「ラッカー溶剤」を用いた方法を紹介したけど、溶剤だからやっぱクサイし、手肌もいためてしまう。
実を言うと、俺自身、溶剤は苦手なんだ。高校生の時、プラモを作っていた時に突然頭が痛くなり、それ以来、シンナーが完全にダメになっちゃったんだよね。だから、アンダーコートやトップコートのスプレーをする時は目鼻口を完全防護している(有機溶剤が入っていてこその下地定着や表面保護だから、こればかりは仕方ないね!)。
ブラッキングは、ペイントしない人でもミニチュアをより楽しめる手軽な方法。でも、それを落としたくなった時に、有機溶剤の洗礼はちょっとキツイと思っていた。色々試した結果、今日紹介する方法に行き着いたんだ。
使うのは日用品。かかる時間は30分。専門的な用具や溶剤は一切使わない。
これで、ペイントすることにしたブラッキング済ミニチュアのリセットは完璧だ。それじゃあ、始めようか!
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