文系理系フンジャカ系
俺は、日本で言うところの“文系”で大学入試を受けた。高校の時に世界史の成績がわりと良く、数学の成績がハイパー・ウンチ君だったからだ。担任の数学教師に「神奈川県下最低最悪。空前絶後の低学力。教えるこちらが実際迷惑」と言う、ヒップホップの歌詞のごとき壮絶な評価を頂戴したぐらいに、数学が猛烈にダメだった。だから大学入試で数学のない分野....文系の試験体系を選ぶしかなかった。つまり消去法である。
大学を中退して会社に入ってわかったことは、文系も理系もクソもなく、適した知識を適した場所で活用できる奴は、どんな局面においても常に有利であると言うことだ。
とは言っても、単なる頭でっかちで、他人にマウントを取る手段にしかできない奴はダサい。いくら知識を持っていても、使い方を知らない奴はクールではない。
知識を身につけ、正しく用いれば、人生が豊かになると俺は思う。身につけた知識は、例え無一文になっても奪われぬ財産である。文系も理系も関係なく、知識は等しく役立つのだ。俺が自分の住所や名前を忘れ、昼飯を食ったかどうか覚えていられなくなったら、それはその時である。
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