🔰ペイントクエスト『はずれ山の竜』前編（Lv1〜Lv10）

ハーミットイン／籾山庸爾

2022年6月10日 22:09

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イントロダクション

よくぞ来た。今日俺は、君を冒険に誘うつもりだ。

目次掲載の順番で読み進むことで理解が進む『ベーシック』、特定題材やテクを扱うので必要に応じて使える『マスターズ』と比べ、『ステップアップガイド』と『ショウケース』は、様々なテクニックが使われるので、目次では発表順に並べてある。

『ペイントクエスト』は、『ステップアップガイド』と『ショウケース』を複雑さと難易度によってレベル分けし、君のペイント・ジャーニーをよりわかりやすくヘルプするためのものだ。

君が初心の友でも、レベル１から取り組めばグーンとスキルアップするというしかけになっている。君がベテランであっても、スキルを確かめ直す絶好の機会となるだろう。

このクエストは前後編からなる。クエスト前編（レベル1〜レベル10）を突破することで、君は相当のステップアップを果たせるはずだ。ぜひ君も挑戦してみてくれ。そして続くレベル11以降の冒険に備えろ！

ペイントクエスト　

ここではない、どこか別の世界にある街。平和だった日々の暮らしは、外はずれ山にドラゴンが住み着いてからすっかり暗いものとなった。ドラゴンの放つ邪気が様々なモンスターたちを呼び寄せ、危険に満ちた土地になったのだ。

外はずれ山にねぐらを定めたドラゴンを倒し、街に平和を取り戻せ！

LEVEL.1 はじまりの街

宿屋『ハーミットイン』で旅の疲れをいやす君は、街の人々がうわさする竜のことをよく知っていた。君は、この土地をおびやかす竜を倒すため、この街へやってきたのだから。

戦いはきびしいものになるだろう。まずは冒険の準備からだ。それはつまり、『ミニチュアペイント大全：ベーシック』を目次掲載順で読破し、必要なものをそろえて、一通りトライしてみることである。

『マスターズ』については、今後、それぞれのエントリーで出てきた時に読むといい。リンクが入っているので、未読のものがあれば読もう。

LEVEL.2 若き騎士との出会い

君と同じ目的でこの街にやってきたと言う騎士に出会った。勇気にあふれた若者だが、冒険の準備はまだ整っていないという。彼をペイントして、共に旅立とう！

○マスターズ：ベーシスト列伝　テクスチャーヨーグルト奏法
● １（クリーニング、アンダーコート、パテでの小改造、剣と鎧、赤いサーコート前半）
● ２（紋章の描きこみ、赤いサーコート後半、革）
● ３（金色部分、柄、地面、草、水面、トップコート）

ペイント大全ショウケース：若き騎士

ペイント大全では、色々なテクニックを紹介しているが、手順ややり方を全部を同じようにやらないといけないわけではない。たとえば『若き騎士』なら、ベースは別に盛り上げなくてもいいし、兜の穴は埋めなくてもいい。胸に描きこむ紋章の形も好きにすればいいし、色だって好きに変えていいんだ。ペイント大全は、あくまでも一つの例。これは君のホビーであり、君の作品さ！

LEVEL.3 扉を開けろ

守りを固めるため、街の門はかたく閉じられている。街の衛兵に相談したところ、色がついていれば開くとのこと。扉をペイントして、街の外へ行こう！

★ １（モデリング編）
★ ２（ペイント編）

ペイント大全ステップアップガイド：扉

LEVEL.4 街はずれの墓場

ここは物さびしい街はずれの墓場。竜が住み着いて以来、墓参りもできない。ふいに目の前の地面が盛り上がり、ガイコツの戦士たちが地表におどりでた。死霊術師ネクロマンサーがあたりにいるのか？　それとも、竜の邪気が死者たちをよみがえらせたのであろうか？　

彼らを倒すには、ペイントするしかない！

★ まとめ塗り前編：組み立て、アンダーコート、骨のペイント　
★ 中編（革、盾、武器、地面）　　
★ 後編（隊長クラスの仕上げ）

ペイント大全ステップアップガイド：スケルトン

LEVEL.5 しろがね街道での遭遇

スケルトンたちを倒し、しろがね街道を進む君たちの前に、完全武装の戦士たちが立ちはだかった！　南方の帝国兵がなぜこんなところに？　偵察か？　あるいは竜と何か関係があるのか？　どうやら話の通じる相手ではない。彼らをペイントして撃退し、先に進もう！

★１（モデリングとアンダーコート）
★２（赤い毛皮、肌、黒甲冑）
★３（褐色肌、紫の布、黒甲冑）
★４（細部のペイントと地面、仕上げ）

ペイント大全ステップアップガイド：毛皮をまとう戦士たち

ところで、エントリーの中には、まだ君が読んでいないショウケースやマスターズのリンクが貼ってあることもあるだろう。金属のペイントとか、トップコートなんかは、そのいい例だ。そんな時は、リンク先に行って全部読んでもいいけれど、関連するところだけを今は読めば十分だと思うよ！

LEVEL.6 いやしの木立

南方の帝国兵たちを叩きふせ、先を急ぐ君たちの前に、安らぎをたたえた林が見えてきた。これがうわさに聞く『いやしの木立』であろう。疲れや傷をたちどころにいやすと言うその奇跡の力を受ける方法はひとつ。彼らを自作するんだ！

● １（前編：モデリング編）
● ２（完結編：ペイント＆仕上げ）

シーナリービースト：樹木をつくろう

LEVEL.7 廃墟の影帽子

いやしの力で活力を取り戻した君たちは、森の奥で打ち捨てられた礼拝堂を見つけた。どうやらここも邪悪が入り込んでいるようだ。朽ちかけた祭壇の下に階段が見える。手がかりを求めて奥へ進むと、思いがけない敵が待ちぶせていた！

強力な悪霊、デスシュラウドを倒すには、ペイントするしかない！

●前編（組み立て、ベースデコレート、気泡処理とアンダーコート、地面のペイント）
●後編（黒いローブ、幽体の表現、草の表現、トップコートと仕上げ）

ペイント大全ショウケース：デスシュラウド

LEVEL.8 人喰い箱

デスシュラウドをみごと退散させたが、邪悪のオーラは消えていない。部屋の奥にある宝箱…中におさめられているものが元凶であろうか？　ふたに手をかけた瞬間、それは正体を現した。ミミックだ！　倒すには、ペイントするしかない！

○ ベーシスト列伝　ボール紙→石畳奏法
● ミミック組み立て伝説
● 前編（木材、舌と歯茎、金貨）
● 後編（牙・骨、鉄枠、本体、石畳）

ペイント大全ショウケース：ミミック

LEVEL.9 ろくろ峠の戦い

礼拝堂を清め、山道に入った君たちは、曲がり道の多さで目を回す「ろくろ峠」にさしかかった。峠には、悪さをしでかすゴブリンたちがたくさん住んでいる。部下たちを狩りに送り出し、一人でいる族長に出くわしたのは不運か、あるいは幸運か。取り巻きのいない族長ならば、ペイントで倒すチャンスは十分ある。またとないチャンスだ！