ゾンビ パート3(完結編:灰緑の肌・腐敗表現・ゴア・冷たい地面とパウダーによる植物表現):ペイント大全ステップアップガイド
ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのシリーズだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクや手順を紹介するものとは違う。
このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。
パート1、パート2と続けてきた今回のシリーズ記事も今回で大団円。今回は3体目のゾンビと、地面&ハカマの仕上げだ。以前のパートと被る場所が結構あるから、併せて読んでくれ。
それじゃあ、さっそく続きを始めようぜ!
灰緑色のゾンビ
今回仕上げるゾンビは、v2のパックに入ってくる3体でもっとも腐乱した状態に仕上げた。体内に溜まったガスによって腹部が破裂して内臓が垂れ下がり、各部の腐敗もかなり進んでいる。
凝固した血液と腐った体組織が皮膚を炭のような色に変え、指の欠損も出ているね。歯の出方を見ると、顔のあたりはかなり萎縮と下垂も進んでいるようだ。
右の側頭部には大きな裂傷があるけど、それが死因なのか、ゾンビとなって以降に受けた傷なのか、あるいは長い頭髪が何かと絡まり、腐った頭皮がベロリと剥がれただけかはわからない。本人に聞くしかないが、あいにくゾンビなので会話は無理そうだね!
それじゃあこいつのペイントを一緒にやっていこう!
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