新製品情報：東方からの脅威＆怪物どものシルバニア

やあ！　みんな、元気にしているかい？　いよいよ10月になり、気候も段々と秋めいてきたね。今月最初のリリースは、ナゾ多きメーカー「ファースト・リージョン（ロシア/アメリカ）」から届けられた珠玉のオウガたちと、我らが「タイニー・ファニチャー（ロシア）」から、大型モンスターたちの住処を表現するのにぴったりな家具調度品の数々だ。

早速レビューと行こうか！

ファースト・リージョンのオウガたち

ファースト・リージョンは、ロシアとアメリカに拠点を持つ謎多きメーカー。彼らの方針により、ミニチュアデザイナーの名前は完全非公開だ。今まで紹介してきたアイテムはロシアで生産されたものが多かったが、今回紹介するオウガたちはいずれもスペインで生産されている。さらに謎が深まるが、俺は別に007ではないし、製品の質と約束事については信頼のおけるメーカーなので良しとしている。

ファースト・リージョンのミニチュアはいずれもレジン製で、真空脱泡を用いたバキューム・キャスティングという手法で製造されている。そのため気泡がほぼゼロで、レジンの密度がめちゃくちゃ高い。凄まじい精度の抜きと、パーティングラインの少なさ、そして、プラキットのような分割の多さが特徴だ。

レジンミニチュアに付き物と言えるパーツ形状の歪みや収縮がかなり少ないので合いがかなり良い。ただ、素材特性上、武器の柄などの長細いパーツについては歪みがどうしても出るので、お湯につけて歪みを直しておこう。一度直せば、再度歪むことはまずないから心配ない。

レジンミニチュアの洗浄と組み立てについては、以下の記事を参考にしてくれ。

ファーストリージョンのレジンは離型剤がそれほどしつこくない（それでも洗浄は必要）。ただ、他のレジンよりも離型剤はマイルドだから、磨き洗いは最低限にとどめ、つけ置きをメインにやってOKだ。洗う途中に磨き壊しちゃうのは避けたいもんな！　なお、今回紹介するオウガたちはいずれも細かいパーツ分割があり、40mmベースが付属してくる。いずれも50mm以上の身長を持つ大型モデルだ。 

オウガの古強者/両手斧