シーナリービースト:崖のある森の情景をつくろう 7(地衣類、苔、低木、ツタ植物、花、樹木の枝葉追加・トップコートと仕上げ)
よくぞ来た。今まで6回にわたって続けてきた「崖のある森の情景」も今回でいよいよ完成だ! この記事から購読を始めた人は以下から読んでみてね。
引き続き様々な草素材を用いて植物を表現していくから、今回もベーシスト列伝みのある回になる。前回も言及したように、情景ベースなので面積が広いけれど、ミニチュアのベースデコレートでもそのまま使える素材やテクニックをたくさん紹介するよ。
それじゃあ、早速行ってみよう!
幹に地衣類と苔を生やす
木の幹をじっくり観察したことはあるかい? 交通量の多い南側の街路樹のような風通しの良い場所に立つ木やぽつりと生えている樹木はそれほどでもないけど、公園のようにある程度密集している樹木や斜面にある樹木の幹をよく見ると、北側…直射日光があたらず、湿気が溜まりやすい方角…の樹皮には、しばしば地衣類や苔が繁茂しているものだ。
地衣類と苔には、乾燥に強いものもいるけど、そういうのは緑が薄く、黄色や白、茶色のような色味をしている。俺が今回表現したいのは、記号的な苔と地衣類…つまり緑色をしていて、見ただけでわかる類のやつだ。
地衣類や苔の繁茂は、最初は北側の株元や幹の枝股のような湿気の溜まりやすい場所から始まり、そのまま樹皮をよじ登りつつ、じわじわと広がってゆく。日当たりが悪く風通しも悪い場所だと、樹皮が全周囲まるごと地衣類に覆われてしまうこともあるんだ。現実世界の実物を参考にしつつ、ファンタジー世界の森にも落とし込んでみよう。
以前言及したように、俺はベースの手前側を“南”と設定した。つまりベースの奥側が“北”で、ベースの右奥は“北西”にあたるわけだ。上写真は、情景ベースを“北西”側から眺めたところ。
ベースの外側には、沢山の樹木が生えていて、日差しはかなり弱いだろう。奥側だけに正面からは見えない角度になるけど、こうした小さな部分にこそゴッドが宿る。このアングルで撮影する時も必ずあるからね。
草素材がかなり散らばるので、ペイントスペースに古新聞を敷いてからスタートだ。
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