新製品情報:🔰コートデアームズのスターターセット&2種のスターターブラシ登場!
やあ! 元気にしてるかい? 2023年初の新製品を紹介するよ。今回俺が君に用意したのは、これからコートデアームズでのペイントを始めようとしている人にぴったりの『コートデアームズ スターターセット』と、使いやすい初心の友向け筆『スターターブラシ』2種だ。
ハーミットイン商店での販売は1月19日(木)21:00から。商店は金/土/日/祝が休みだが、今回のリリースを祝して1月20日(金)は特別営業する。
発売当日、または翌日20日(金)の午前中の購入分は翌日に発送だ(購入の日時によって発送タイミングがずれる場合や、発送先地域によって日数が変わる場合もあるので注意してくれ)。20日午後以降の購入は、申し訳ないが発送が週明け23日(月)以降になるので気をつけてね。
なお、配達の希望日時指定がある場合は備考欄に書いておいてね!
それじゃあ、レビュー行ってみよう!
🔰コートデアームズ スターターセット
水溶性カラー「コートデアームズ」基本色12色に、スターターブラシ(L)をセット! これからこのホビーを始める初心の友はむろん、これからコートデアームズを揃えていこうと思う趣味人にもピッタリの品だ!
🎨コートデアームズとは?
コートデアームズは、筆塗りに特化した水性カラーだ。水道水で薄めたり、道具の手入れをする(乾くと耐水性になる)。使用にあたって溶剤は一切必要ない。塗膜も強く、発色もよい。透過力に優れ、スムーズなグラデーションを自在に表現できる。くわしくは以下の記事をみてくれ。
コートデアームズの使用法、開封法、手入れ方法は以下の記事にくわしい。
🎨カラーコレクションのスタート地点となる12色
コートデアームズには全150色あるが、全色集めなくてもミニチュアペイントは始められる。スターターセットには、カラーコレクションの第一歩に最適なカラーが組み合わされている。このセットを起点に、君の塗りたい題材に合わせてカラーを集めていこう。
🖌スターターブラシ(Lサイズ)が付属!
スターターセットには、スターターブラシ(Lサイズ)がついてくる。この筆はナイロン製だが天然毛に近い筆の使い味を持ち、色の含みや伸びもよく、筆洗いもしやすい。天然毛のように長持ちはしないけれど、比較的安価で、多少ランボーに扱っても大丈夫。その意味で、最初に使う筆として十二分な性能を誇る筆だ。最初の一本はこれをオススメするよ!
🔰スターターブラシ(Lサイズ)
スターターブラシ(Lサイズ)は単品でも購入できる。筆の号数としては「3番」の筆で、穂の長さは13ミリ程度ある。色の含みがよく、とても使いやすいサイズだ。もちろん先はピシッと尖っているので、ミニチュアの広い面はもちろん、狭い場所もストレスなくペイントできるよ。
軸が三角形のエルゴノミックデザインになっているのも特徴。持ちやすく疲れにくいんだ。ドイツの老舗筆メーカー、レオンハルディが製造するナイロン筆で、コートデアームズの名入れもされている。
🔰スターターブラシ(Sサイズ)
こちらはスターターセットには入ってこない筆だ。スターターブラシ(Sサイズ)は筆の号数「1番」の筆。穂の長さは10mm程度で、Lよりも小さく短い。さらに狭い場所のハイライト入れや瞳を描きこんだりする時に活躍する。筆が小さい分、カラーの含みがLより劣るので、こまめにカラーを補充しつつペイントしよう。予算に余裕があれば、スターターセットと併せて購入してもいいね。
こちらも軸は三角形。同じくドイツの老舗筆メーカーレオンハルディが製造するナイロン筆で、コートデアームズの名入れもされている。
❓スターターブラシの性能はどうなのか
俺は長年、天然毛の筆を愛用している。ウィンザー&ニュートンのシリーズ7とはかれこれ25年以上の付き合いだ。だが最近、ナイロン製の筆も選択肢としてありじゃないかと考え始めた。天然毛の筆が高騰していることもあるし、ナイロン筆の性能が向上していることもある。そこで俺は実際に世界各地の筆メーカーからナイロン筆を取り寄せ、色々試してみた。性能、使いやすさ、コストパフォーマンスなどを多角的に見た結果、俺が一番いいと思ったのが、レオンハルディの筆だったんだ。
君は「ええっ本当? 実際どうなの?」と思うことだろう。そこで格好の実例を用意した。
俺が第6回ベイルファイアのジャッジ参考作品として手がけたこのミニチュアは、ドライブラシやウェットブラシのようなテク以外、すべてスターターブラシ(L)でペイントした。フラットペイント、レイヤリング、シェイディング、グレイジング、フェザリング、エッジング…あらゆるテクをスターターブラシ(L)1本で進めたのさ。スターターブラシのポテンシャルはこれで伝わると思う。
だが誤解しないでくれ。これは俺の個人的意見だが、ナイロン製であるスターターブラシは、確かに使いやすくクセがないものの、コリンスキーセーブル筆を凌駕する性能は持っていない。それでも、さまざまなブランドのナイロン筆を色々使ってみて、俺が一番いいと思っているナイロン筆だ。
初心の友や、ナイロン筆好きな人(天然毛よりナイロンの方が塗りやすいという人もいるんだ)には自信をもってオススメする。
📕ナイロン筆のケア:毛先の曲がりを直す方法
ペイント大全には、筆のケアに関するエントリーがあるけれど、ナイロン筆の手入れに関してはまだカバーされていない。スターターブラシの発売を機に、ここでナイロン筆特有のケア方法を紹介しよう。この内容は、後日改めてペイント大全でもカバーされる予定だ!
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ナイロンは、石油を主な原料とし、人工的に製造された化学繊維の一種だ。最近の画材用ナイロン筆はかなり天然毛に近い性質のものが開発されており、天然毛に比べてかなり安価である。その価格から純然たる消耗品として使う人も多いが、ちょっとしたケアをしてやるだけで、ナイロン筆の寿命を伸ばすことは可能だ。
ナイロン筆でペイントしているとよく起こるのが、穂先全体が折れ曲がったり、毛がピョンとはねてきたりすること。これを修復するのは、実はカンタン。早速紹介しよう。
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