テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア2: ノッティンガムの森から
テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア
〜焚き火を眺めながら語ろう〜
ようこそ。今回は、ゲストを招いて語ってもらうとしよう。
君は「ヘヴィメタルチーム」という言葉を聞いたことがあるかい? 英語だと `EAVY METAL teamと書く。ゲームズワークショップの社員となり、フルタイムでシタデルミニチュアをペイントする人々だ。文章では常に「チーム/team」がつくけど、ロゴとしては`EAVY METALの文言だけだ。設立は80年代後期で、顔ぶれを変えながら今なお健在、世界中で多くのペインターが加入を夢見る目標であり続けている。数多くのレジェンドペインターを輩出してきたし、これからもそうだろう。
なぜ俺がいきなりヘヴィメタルチームの話をするかって? なぜなら今日迎えるゲストのスチュアート・トーマスは、かつてヘヴィメタルチームを率いた男であり、世界有数のペイントコンテスト「ゴールデンデーモン」で何度もチーフジャッジを務めた男だからだ。数十年に渡ってプロのペインターとして生きてきた男の助言は、ベイルファイアにエントリーする君はもちろん、ミニチュアペイントをホビーとする俺たち皆に、何かのヒントを与えてくれると思う。
スチュアート本人に話を聞く前に、まずは彼のペイントしたミニチュアと彼の歩みを年代順に見てみよう。
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