🔰ペイント大全ベーシック:ペインティング・フォーム伝説
先日のこと。評議会メンバー専用ホットラインに寄せられたあるメッセージを読んで、「なるほど」と思うものがあった。それは「筆の持ち方やペイント中の姿勢についてもっと深く知りたいです」と言う要望だ。
これを読んだ時、俺はハッとした。ペイント大全で俺は「鉛筆を持つように筆を持て」とか「細かいとこは筆先を寝かせて」とかは何度も書いている。でも、ミニチュアと筆先の拡大写真が多く、実際に俺が筆をどう持っているかを見せる写真が一枚もないことに気づいたんだ。
また、ペイント中の姿勢についても「リラックスしよう」とは所々で書いてあるけど、両腕にかかる重量をどう逃がすかとか、筆先を安定させる手指のポジションとか、そう言う具体的な提案をしていないことにも気づいた。
なので今回は、ペイント時の姿勢「フォーム」についてがっつり紹介する。 久しぶりのベーシックだけど、長年ペイントを楽しんでいる読者にも、いい参考になるはずだ。
それじゃあ、始めようか!
ペインティング・フォーム
スポーツの世界では、フォームがとても大切だ。手足と体の位置関係だったり、体幹の動かし方だったり、体重移動の流れであったり、顔の角度であったり。野球であれば、投打の姿勢、弓道であれば射撃姿勢、ゴルフならクラブを振る時の姿勢、陸上競技ならば走行中の姿勢などなど。
実はミニチュアペイントにも、フォームがある。スポーツがそうであるように、理想的なフォームは人それぞれだけど、ペインティング・フォームの良し悪しは、そのままペイントの成果に直結するんだ。今日は、レジェンダリー・ペイント仙人の一人、マイク・マクベィのペインティング・フォームについて紹介しつつ、現在の俺がしているフォームがどんなものかを詳しく語ろう。君の参考になったら嬉しいよ!
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