新製品情報:森の暗がりに徘徊せる怪異
やあ! 評議会メンバーのみんな、元気にしているかい? 今日俺が君に紹介するのは、壁や柵の向こう側…荒れ果てた曠野や深い森の内奥に住まうモンスターや敵対的な連中だ。こうしたモンスターたちが言い伝えや民話の中ではなく実在するというのは、現実世界とファンタジー世界の大きな相違点の一つと言えるだろう(いや、電気とネットにまみれた俺たちの目が曇っているだけで、もしかしたら彼らは今でも暗がりの奥にいるのかもしれない)。
今回紹介するのは、ポール・マラー、サンドラ・ギャリティ、マシュー・ビクリーらの手がけたミニチュアたち。メーカーはアザーワールドとリーパーだ。
今回は珍しいモンスターも多いので、ミニチュアのレビューに加え、ハルクウーべンにおける彼らの背景も例として紹介するよ。繰り返すが、ここで俺が紹介する物語はあくまでも例だ。君がこれらのミニチュアを製作する時は、君が好きなように背景を考えていいし、名前を変えたっていいんだぜ。君のミニチュア、君のホビー、君のファンタジー世界だ!
それじゃあ早速レビュー行ってみよう!
ほうきを持つ魔女
ポール・マラーが、最大公約数的イメージにドンピシャの魔女を造形。大きなつば付きの三角帽、腰は曲がり、鷲鼻としゃくれた下顎、垂れた乳房にボロボロのローブとマント。腰縄には小さな薬瓶に薬草の束を挟んでおり、これでもかというぐらいアイコニックなデザインだ。毎日鏡と話をするかなりヤバいメンタルの女王が、7人のドワーフと暮らす姫を毒リンゴで殺したい時などには、ぜひ選びたいコーディネートだね。
左手には手鎌を持っており、同じく儀式に手鎌を用いるドルイドとの共通点を仄めかす心憎さも最高。薬草を刈り取るために使う鎌だろうけど、彼女のほうき共々、何か秘密の力が宿っているに違いない!
本体とほうきを持つ右手からなる2分割メタルミニチュア。ベース上面にいるカエルは別売(「森のどうぶつセット」に付属)なので注意してくれ。商店で別売されている「深淵の使い魔セット」や「お守り動物セット」から、手頃な使い魔を選んでやってもいいね。どんな姿の使い魔を連れているかで、その魔女の性格や気質が推察できるとも言える。
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