新製品情報:ハーミットインミニチュア「バグベア」 いよいよ一般販売!
やあ! 元気にしているかい? 俺が今回君に紹介するのは、『デス・オア・グローリー』の背景世界(例)でもある『ハルクウーベン』に住まうバグベアたちのメタルミニチュア。先月初期抜き限定セットがリリースされたけど、いよいよ一般販売が開始されるぜ。
英国で製造しているが、メーカーは日本…俺たちハーミットインだ! ミニチュアのデザインを手がけたのは、長年に渡り各社でバグベアを手がけてきたケビン・アダムズ。
発売と発送のタイミング
バグベアたちは、11/17(金)の21:00発売だ。商店は水曜、土曜、日曜、祝日がお休みなので、発送開始は週明けの11月20日(月)となる。
普段と同じように、注文は順番に梱包してなるべく迅速に発送する。でも、新製品発売直後はしばしば注文が混み合うものだ。日曜や月曜の購入だと発送が火曜日以降にズレることがあるので注意してくれ。
配達の希望日時指定がある場合は、備考欄に書いておいてね!
それじゃあ、各アイテムのレビュー行ってみよう!
バグベア フルセット(4体)
セットに含まれるメタルミニチュアは全4体。いずれも鉛を含む最高品質のホワイトメタルで製造されている。
バグベアは大きなモンスターだ。冒険者やゴブリンと並べるとその巨大さに圧倒されるばかりさ! 実際に比べてみようか。
こいつは正面切って戦いたくない相手だぜ! では、それぞれのミニチュアをじっくりレビューしよう!
バグベアの親玉
鋲つきの金棒(モール)を担ぎ上げた親玉は、群れをまとめ上げる長だ。分厚い兜に補強板付きのチェインメイルを着込み、大ぶりの肩当ても着用。足はチェインメイルや脛当てで守り、つま先とカカトに装甲が付いた厚底靴を履いている。いずれも、奪い取った金品と引き換えに他種族に作らせたものだ。
右腕につけている腕甲は蛇腹になっていて、腕の動きに合わせて自在に曲がる。これは防御のためでもあるが、実は重量が腕に載ることで振り込みの力が倍増するのだ(もちろん、親玉自身はそんな理屈を理解していないし、知る必要もないし、仮に説明されてもよく理解できないだろう)。
左膝の膝当てには、いかにも凶悪な(しかしどこかコミカルな)牙の彫り物がされている。単なる直立ポーズではなく、猫背になっている背骨の流れと、それにより前側に巻き込まれた肩、そして前に突き出た首の骨格が絶妙に表現されていることにも着目してくれ。
一発抜きミニチュアでありがちな“薄さ”は、バグベアたちにはあてはまらない。バグベアのレンジはいずれも、通常の2倍厚ある特注モールドで生産されているからだ。
右肩から下げている大きな革鞄と右腰の皮袋は、獲物から巻き上げた金品をしまうのかもしれないし、彼が大切と思い込んでいるものを入れているのかもしれない。
ミニチュアはパーツ分割なしの一発抜き。高さ50mmを超える超重量級メタルミニチュアだ。40mmベースをつけるよ。ベースに穴は空いていないので「ペイント大全ステップアップガイド:バグベア」を参考に加工してね。
バグベアの母子
バグベアは強し…そして母はもっと強し! 親玉のカミさん・・・・であり、怒ると手がつけられない。乳離れしていない赤子を背中の大カゴに収め、彼女の気に障るやつをトゲつきモールでブチのめす気満々だ。
丈夫そうなドレスを着込んではいるが、両肩と左肘には重そうな板金装甲。胴体は、布にしてもいいし、ピッタリした意匠の鎧としてもいいだろう。左足には、いかにもゴブリン様式な顔が浮き彫りされた膝当てがついた脛当てもつけている。親玉に次ぐ重装備と言えるだろう。木枠で補強されたカゴには、赤子のおもちゃが色々と下げられている。
バグベアの赤子は、大体ゴブリンと同じくらいの体格だ。ヨダレかけを首に巻き、右手には妙に進歩的な哺乳瓶を、左手には人間の頭骨で作った“ポクポク”なる玩具兼武器を持つ。
バグベアの母は、上等な鞘に収められた剣を腰に帯びている。贈り物かもしれないし、分捕り品かもしれない。赤子の背中に収められたヌイグルミもポイントだ。
親玉と並んで50mm超えの背丈を持つ母。赤子&カゴが別パーツだ。そのまま接着すると少し浮いてしまうので、母側の接着面を金属ヤスリで削り込むといい。40mmベースをつけるよ。ベースに穴は空いていないので「ペイント大全ステップアップガイド:バグベア」を参考に加工してね。
バグベア/メイスと盾
巨大なメイスと、巨大な木盾を構えたバグベア。親玉とよく似た補強板付きチェインメイルの腰鎧、お袋が左膝につけているのと似た意匠の顔つき膝当て、そして弟と同じ様式のラメラー・アーマー(こちらは前開きじゃない)を着込んでいる。腰のベルトは留め金が中で折れてしまっているようだ。ベルトがまだ取れていないのは不幸中の幸いだが、このままでは時間の問題だろう!
門扉かテーブルを切り出して加工したのであろうか。分厚い木材を鉄材で補強した盾。木材とはいえこの大きさと厚みでは相当な重量となる。当然ながら人間が扱える代物ではない。
人間の胴体ほどもある大きさの鉄球にスパイクをつけたメイス。申し訳程度に柄頭に金属があしらわれているが歪んでボロボロになっている。ラメラー・アーマーの鋲も取れ放題。武器や防具の修理をするよりも、使えるうちは使い潰し、壊れたらまたゴブリンに新品を作ってもらえばいいと考える連中だ。何せ、金品の使い道といえば、そのくらいしかないのである。
装備自体は決して粗悪ではないのだが、何せ状態が悪い。補強板も鋲があちこち飛び、いくつかは取れかかっている。左腰には大きめの袋を二つぶら下げているが、中身もロクな代物ではなかろう。袋にツギが当たっているところを見ると、重たい物を入れすぎて直してもらったのかもしれないし、きれいな飾りつきだとゴブリンに騙され、中古品を売り付けられたのかもしれない。
このバグベアも、ドラマチックなポーズを実現すべく、本体、メイスと手首、盾の3パーツ分割。その背丈は当然40mmを超えてくる。40mmベースをつけるよ。
ベースの加工法や組み立ての実例アドバイス、そしてペイント方法は「ペイント大全ステップアップガイド:バグベア」を参考に。
バグベア/斧と刃小手
大ぶりの斧と、刃付きの小手で武装したバグベア。着込んでいるのはラメラー・アーマーのチョッキに、円形の胴当て。武器や防具は、親玉やお袋に比べると貧相で、少しボロけているのがポイントだ。
ラメラー・アーマーとは、小札(ラメラー)を紐で結び合わせた防具で、革、木材、金属などが用いられる。何色で仕上げるかで素材を変えられるということだ。小札についている鋲は、いくつかがすでに弾け飛んでしまっている。気にしていないと言うより、おそらく気づいてさえいない。
武骨な斧。人間はむろん、オークであっても一人では持ち上げることさえできまい。ここまで巨大なら、板金鎧はおろか、装甲化された門扉でさえやすやすと断ち切るだろう。荒い表面が作りの悪さを物語る。
左手には装甲と武器が一体化した刃小手(ブレーデッド・ガントレット)。敵の攻撃を受け止めるせいでかなりの傷み具合だ。こちらのバグベアは、もう片方と比べると一回り体が小さい(つまり、少し若いということさ)。とはいえこの若きバグベア、体の大きさでいえばトロール並。充分すぎる強敵となろう。
ドラマチックなポーズを実現すべく、本体、斧と手首、刃小手と手首の3パーツ分割。その背丈は40mmを超えてくる。40mmベースをつけるよ。ベースの加工法や組み立ての実例アドバイス、そしてペイント方法は「ペイント大全ステップアップガイド:バグベア」を参考に。
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