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ペイント大全マスターズ:〜ベーシスト列伝〜情景素材ガイド

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よくぞ来た。ベースデコレートとは、ミニチュアの立っている「ベース」に、そのミニチュアがいる「舞台」を作り彩ることだ。シンプルに地面を表現するものから、まるでミニジオラマのような野心的なものまで色々ある。

ベースデコレートのアプローチには色々ある。種族や陣営ごとに地形を揃えるのも一つの方法だし、それぞれのミニチュアの個性や出自、または活躍するであろう場所を想定し、様々な情景を表現することも一つの方法だ。

ベースデコレートの魅力は無限大だ。ペイント大全では、ボール紙やつけまつげのような身近な素材を使ったり、耳慣れない名前の素材を用いてエキゾチックな情景を作ったりもする。先日の「シーナリービースト:崖のある森の情景をつくろう」でも、初登場となる様々な情景素材がエントリーを賑わせた。

現代では、実にさまざまな情景素材が出回っている。鉄道模型を源流とする無数のジオラマ素材に加え、ミニチュア用に作られたものやプラモデルメーカーの周辺アイテム、あるいは身の回りにあるものなど。また、販売されるチャンネルも爆増した。模型店、建築模型素材を扱う画材店、DIY店、園芸店などに加え、最近では100円ショップまでもがジオラマ素材の販売に乗り出しており、シーンは活況を呈している。過去のいかなる時代を振り返っても、現在ほどジオラマ素材が溢れる環境は未だかつてなかった。

だが、こうも選択肢が広がると、次に出てくるチャレンジがある。一体どんなものがミニチュアのベースデコレートや情景モデル、ジオラマに活用しやすいのだろうか? 

今回のペイント大全は、ベーシスト列伝の一環として、情景素材をどう集めていくのがいいのか、どこで買うのがいいか、どのように保存するのかなどを紹介しよう。

それじゃあ、行ってみよう!


🔰最初に集めたい素材は3種

手軽さと出来栄えを両立するもっとも基本的なアプローチは、サンドを用いた屋外のベースデコレートだ。俺がペイント大全で手がけているミニチュアの多くは、このテクスチャーサンドによるベースデコレートを基軸とする。それは手軽だからではない。ミニチュアを引きたてる脇役に徹しつつ、十二分な臨場感と説得力をもたらしてくれるからだ。

サンドには様々な粒の大きさや形状、素材や色が存在しているが、ミニチュアにピッタリ&シックリ来るテクスチャーサンドは、なかなか市販されていない。そこで俺は、誰にでもこの手軽で効果的なベースデコレートを楽しめるよう、自社でテクスチャーサンドを販売している。

君が初心の友で、「一体何を揃えてどうすりゃいいの?」という場合は、下にある3つの素材を揃えるだけで、上写真のものが作れるよ。実際の作り方と手順は「ペイント大全ベーシック:テクスチャーサンド伝説」で順番に紹介してあるから、ぜひトライしてみてね。

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