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コナン・ザ・バーバリアン最高伝説
ジェイソン・モモア。世界中のあらゆる俳優がオファーを受けてもビビって断るであろうコナンのリブートにおいて、最強のキンメリア人として撮影に臨んだ本物の漢である。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30113208/picture_pc_f5df65d8c8b4a19e4ac63d07ce0a204f.jpg?width=1200)
ドクロの荒野に立つキンメリア人。その名はジェイソン・モモア。
「コナンはアーノルド・シュワルツェネッガー」...それは「地球は丸い」「コーヒーにクリープ」「一本でもニンジン」といったものと同じく、世界的に当然の事実として認識されてきた。
実際、コナン・ザ・グレートとコナン・ザ・デストロイヤーは、俺にとってファンタジー映画聖典の一つであり、その全てが愛おしい。見すぎてしまったせいで、セリフを覚えるどころか、神殿に侵入するまでのコナンの身のこなしをマネできるレベルになってしまった(今はもうできない。なぜか? 歳を食ったから体が動かないのである)。
俺自身、アーノルドはコナンであり、ダッチであり、メイトリックス大佐にしてT-800で、元州知事な上にダグ・クライドであり、それはつまり、シュワルツェネッガーがSF超人ヘラクレスであって、カップヌードルを三口で食うことぐらい知っている。それは確かにそうだ。
だが、そうした世界の常識に果敢なまでに立ち向かった映画.....シュワルツェネッガーなしのコナンに挑んだ映画.......「コナン・ザ・バーバリアン」(2011)について、俺は今日書く。
なぜか? 俺はこの映画が大好きだからだ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30112957/picture_pc_b5982a65618c9e11a81c5c72e8e30e7d.jpg?width=1200)
ジェイソン・モモア......彼はゲーム・オヴ・スローンズにおいて、荒々しきドスラクの民を束ねる蛮族の王にして、デナーリス・ターガリエンをめとったカール・ドロゴその人であるが、ドロゴになる前の2011年、ジェイソン・モモアはキンメリア人コナンであった(その後アクアマンになったが今日はゲースロやアクアマンの話ではない)。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33288105/picture_pc_09984a08674c862f67f0802f970bb395.jpg?width=1200)
見ろ。モモアは実にコナンであり、キンメリア人そのものだ。
君がもし、コナン・ザ・バーバリアンにかつてのコナンを求めているのだとしたら、ターミネーターとかコマンドーを観ろ。ここにシュワルツェネッガーはいない。だが...モモアがいる。そしてそれは、結果的にハワードの原作コナンにより近く、ゆえにアメコミのコナンにも近く、フラゼッタが描いたコナンにも近い。
だが、アーノルドが政治家をしながら順調に年老いていく間にも、俺たちはコナンを欲した。世界に渦巻いたコナンへの渇望...それに応えたのが、俺たちのモモアだったのだ。
そしてモモアは、この映画で確かにコナンになっている。ちゃんと筋肉はあるが鈍重ではなく、かなり素早い。武器の扱い方も上手く、とにかくよく動き、なおかつ頭もきれる。結果的にハワードの原作コナンにより近く、ゆえにアメコミのコナンにも近く、フラゼッタが描いたコナンにも近い。金髪ではなくダークなロン毛ヘアーなのもいい。あとモモア。
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