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SDGsオンデマンドを聞いて9割の野生の鹿が無駄死にしていることを知った

こんにちは。離島で隠者生活を楽しんでいるカニです。
カニはもともと環境に興味があって、1年ほど前に受けた環境セミナーで
初めてSDGsと言う言葉を知りました。

その後SDGsオンデマンドと言うYouTubeの配信を度々聞いており、
今回は、森を荒らしてしまう野生の鹿が、害獣として駆除され、
その9割が何かに利用されることなく、ただ放棄されていると言う話を聞いたので
皆さんにシェアしたいと思います。

もしYouTubeで直接聞けると言う方がいればこちらご覧ください

今回話をしてくださったのは、渡邉智恵子さんと言うオーガニックコットンの会社をされている女性の方でした。
智恵子さんは現在オーガニックコットンでいろいろな商品展開をされていますが、今回はそこから少し離れて、里山を荒らしてしまう野生の鹿の肉をペットフードに加工し、再活用するという事業をスタートされたとの事でした。

そもそも、なぜ野生の鹿が里山を荒らしてしまうと困るのか

鹿は、多くの草を食べるのですが、食べ物が足りなくなると、木の幹の皮や、下に落ちている枯葉など食べられるものは全て食べてしまうそうです。
木の皮が食べられてしまうとどうなるかと言うと、地面から水を吸い上げるための管のようなものが皮に含まれているため、樹皮を食べられて丸裸になってしまった木は枯れてしまうそうです。
そして地面に落ちている枯れ葉も、森を守るために重要な役割を果たしています。
本来は雨が降ったとき、地面をおおう枯葉が、雨を吸収し、直接地盤に水を吸い込ませるのを防いでいるそうです。
それが、枯葉がなくなってしまうと直接地表に大量の水分が流れ込み、土砂災害などの恐れを引き起こしてしまうそう。
つまり、鹿が木を食べ過ぎてしまうあまり、森全体を破壊してしまう可能性があるのです。

この鹿さんたちも、昔から里山を荒らす困った野生動物だったわけではなく、
近年の地球温暖化のせいで、数が増えすぎたことが原因だと言われています。

本来であれば、冬に大雪が降って、生き残れない鹿もいるので、
自然淘汰されて数が安定するのだそうですが、最近は地球温暖化が進んで、
雪が降らないことも多くなってきました。そこで、鹿が増えすぎてしまった…。

鹿が増えすぎてしまったのも、そもそもを言えば人間のせい。
悲しい事実ですが、人間が責任を持ってバランスを保っていかねばなりません。

山を守るために、鹿を狩るハンターたちがいるそうですが、
ハンターたちも高齢化が進み、数が減っていることもあり、殺された鹿を
加工場に運んだり、処理したりする人手や時間が全然足りていないんだそうです。

そこで殺された鹿は、その場に置き去りにされ
何に活かされるわけでもなく、山に放置されざるを得ない状況…。

殺された鹿の約8.5割から9割ほどは、再利用に活かされずに
ただ死んでいくんだそう。


この現状を打破したいと立ち上がった渡邉さん。
彼女は、この鹿肉をペットフードとして再利用することに!

しかも、野生で育った鹿肉は高タンパク高ミネラルで栄養も良く、
ペットの健康のためにもとても良い材料になるんだそう。

さらにこの鹿肉に加えて、オーガニックの野菜などを混ぜ合わせ
人間でも食べられるくらい安全性の高いペットフードを生産し始めたのです。

現在市場で出回っているペットフードは、安価に作るために飼料を食べさせられて
育った家畜の肉などが混ざっており、
この鹿肉のペットフードとは安全性や安心感が全然違います。
飼料で無理やりに大きく育てられた家畜そのものも、
人間の都合によって無理矢理生み出された命です。
結局人間の都合のために殺される家畜の数を減らす、と言う意味でも
このペットフードにはいくつもの価値があると感じました。

里山を守り、鹿のめぐみを活かすためのペットフード
あなたも興味ありませんか??


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