
居酒屋CLUSTARS「したため」の概要・過去作まとめ
Ⅰ.居酒屋CLUSTARS「したため」の概要
場所
メタバースプラットフォーム cluster(クラスター)
形式
プライベートサーバー(「ポータル、URLからは誰でも参加できる」設定をON)
使用ワールド
居酒屋CLUSTARS
時刻
毎週水曜日19:30~21:00
来店方法
開店時刻になったら、私のX(Twitter)アカウントでURLを告知、そちらをクリックすればご来店いただけます
居酒屋CLUSTARSは、clusterを中心に活動しているグループ、CLUSTARSから生まれた酒場系接客イベントです。
19:30~21:00という時間帯に開催されるのが最大の特徴で、これはお客様がゆっくり夕食を食べながら、黙々と話を聞ける場所を提供したいという当初の理念からです。
実際に三ヶ月程度営業したところ、夕食を食べるお客様の他にも、
「ボイスで話す練習がしたい!」
「仕事帰りにスマホからログインしてお話しできる!」
「夕食の他に、何かの作業をしながらここに居たい!」
などといった理由からご来店されるお客様もいらっしゃるようになりました。
実際、ボイスを使わないコメントオンリーのお客様も、多くいらっしゃいます。
当記事では「したため」について記述しておりますが、居酒屋CLUSTARSには「したため」以外にも複数の店舗が存在します。
居酒屋CLUSTARSのオーナーは由宇霧さん、支配人は著者の私ですが、店舗ごとにそれぞれ接客形態や時間が大きく異なるため、他CLUSTARSイベント のメンバーと相互協力しながら運営しております。
より詳細な内容については、以下の対談会のまとめ記事をご覧ください。
Ⅱ.140字小説まとめ
居酒屋CLUSTARS「したため」のイベント、アフターイベントとして執筆した140字小説を掲載します。
なお、X(Twitter)基準での140字であり、同SNS上にアップロードするにあたり、句読点などを削った場合もありました。
以下は画像として編集した小説ですが、(非常に細かいですが)厳密な意味での140字小説でない場合もあります。























Ⅲ.【即興小説】水曜日の楽しみ
以下の小説は、2023/9/27(水)の営業中に執筆した即興小説です。
当日、私一人のワンオペでしたので、お客様を盛り上げられないかと考えた結果、少し長めの即興小説を書くことに挑戦しました。
その日、一番最初にご来店されたらんどさんを、実質的な主人公にしました。
また当日の20:00までにお越しいただいた方々を全員小説内で登場させましたが、本文中に書かせていただいた人物へのX(Twitter)リンクを挿入します。
◆ ◆ ◆
【水曜日の楽しみ】
水曜日、いわゆる週半ばとは何とも言えない感情になるものだ。土曜日が来るまでにはまだ遠く、日曜日がずっと前のことのように思われて、疲労も積もる一方だ。
らんどは自宅に帰るなり、真っ先にお風呂に入る。平日のルーティーンワーク。家族が用意してくれた夕食を味わうのも、それはそれで幸せに違いないが、一週間の復路を駆け抜けるだけの活力が欲しい。
そんならんどには、最近ささやかな楽しみができた。毎週水曜日、彼はいつもより素早く食事を食べ終えると、19時にもかかわらず寝る支度を始める。それからスマホのアプリを起動させ、メタバースの世界に入るのだ。
そこは『居酒屋CLUSTARS』と呼ばれる、VRの居酒屋。仮想世界にあるカレーやビールを味わうには、まだ人類の技術は不足しているけれども。いつもいる常連客たちと、気軽に話し合えるのは、まさに居酒屋と言っても良いだろう。
「らんどさん、こんばんはー!」
最近、clusterを始めたというVTuberの月冠むーんが、品のあるお姉さんボイスで挨拶してくれた。
「あっ、らんどさんこんばんはー」
地学系VTuberのエンペラーという常連客が、手を振って来た。こんな感じで、VTuberたちと気兼ねなく話せる空間が来るとは、少し前までは想像もつかなかった。
そもそもこのメタバースに来るキッカケとなったのは、うに あすとろろじーという推しのVTuberが店主を務める、「とらいみー!」があると知ったからだった。そこで働く想起という店員や、共に常連客になったビーコンという紳士たちと仲良くなり、もっと色んな人と話したいと思うようになった。
話すといっても、コメント、つまり文章でのやり取りだから、皆のように声を使って交流できないのが不安だったところもある。けれど、実際に居酒屋CLUSTARSに来てみると、たとえば歩留マリのようにコメントで会話しつつ、多彩なスキルを持つ人もいると知れた。
今では安心して、もっと色々なイベントにも行こうと自信がついた。例えば、いつも行っている水曜日の「したため」以外にも、月曜日にはきりおが店主を務める「まにまに」という居酒屋が開かれているらしい。
更に言うと、推しのVTuberうににも似た人が、他のVR世界にもいるという噂を聞いたことがある。その辺は、金スーツの異世界からのお客様、はせちーなが詳しいらしい。いつかは彼と一緒に、他の世界にも行ってみたい。
こんなにも賑やかで、多くの出会いがあって、沢山のことを学べる水曜日が幸せだ。週半ばにも関わらず、休日以上に数多くの感動を味わえるここが、すっかり居場所のように思っている。