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え、第◯号被保険者って、使われる文脈は介護保険だけじゃないの??
こんにちは、佐々木です。
前回のnoteで私は、"介護サービスが受けられる人"についてまとめました。
介護サービスが受けられる人について
介護サービスが受けられる人については、大まかに下記画像のとおりでした。
この画像の中で、昨日はあまり深く触れませんでしたが、
65歳以上の方を"第1号被保険者"、
40 〜 64歳で特定疾病を患っている方は"第2号被保険者" と呼びます。
あれ、この第一号被保険者、第二号被保険者って他でも聞いたことありませんか...?
私はあります。大学の社会保障の授業で。
授業の中で年金について勉強する機会がありました。
その中で教授は次のように話しました。
「...年金を払う人は大きく3種類に分けられる、君たちは学生だから第一号被保険者で...」
これを聞いたとき、あれ、と思いました。
「あれ、第一号被保険者って、要介護認定を受けた、65歳以上の人のことじゃないの??」と。
ですが、どうやら年金の文脈でも使われるようなのです。
え、年金でも第◯号被保険者って言い方をするの?
年金の文脈の場合、第1号被保険者と第2号被保険者の意味は次のようになります。
第1号被保険者
20歳以上60歳未満の自営業者・農業者とその家族、学生、無職の人等
第2号被保険者
国民年金の加入者のうち、民間会社員や公務員など厚生年金、共済の加入者等
第3号被保険者
国民年金の加入者のうち、厚生年金、共済組合に加入している第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収が130万円未満の人)を第3号被保険者といいます。
同じ言葉なのに文脈によって全然違いますよね。
(参照)
私達学生は、今は卒業してサラリーマンになると第2被保険者になります。卒業してもそのままフリーランスになったり、自営業になったりすると、第一号被保険者のままです。
...と、ここまでつらつらとまとめてきましたが、今回はあくまで、
「介護保険と年金、全然違うけど、両方とも"第1,2号被保険者” って言葉をつかうよ!」
ということをお伝えしたかったのと、細かいとこを話すと長くなってしまうと思ったので、今回はあえて上記名称の詳しい説明はしません。
またどこかのタイミングで、国民年金や共済年金、厚生年金、企業年金などの違いや、そもそもの年金の仕組みなど、勉強したことをまとめてみたいなと思います。
最後に調べる中で思ったことを色々言わせてください。
まず一つ目、
「名称が重複してるの、めっちゃわかりにくくないですか?」
この「第◯号被保険者」という言葉がいつできたのか、詳しいことはわかりませんが、なんで同じ言葉に違う意味をつけるのか個人的にちょっと謎です...
そもそも「被〇〇」とは、「〇〇される」という意味があるんですよね。
相続の場合も、相続をされる人は「被相続人」という言い方をされます。
介護保険の文脈での「第◯号被保険者」はまだ意味はわかります。サービスを受ける側の人、という意味だと思うので。
ですが、年金の方の「第◯号被保険者」はなんでこんな名称なのかわかりません。。。そう呼ばれる人が年金を受け取る人手はなく、年金を払う人だからです。(”第◯号保険者”とかならわかりますが、、、)
これら言葉の成り立ちなど、詳しいことを知っている人がもしいらっしゃれば話を聞いてみたいです。
また、働き方が多様化する現在、この3つの分け方では制度としてうまくまわらないような気もします(特に、年金の第三号が”配偶者”でくくられているあたり)。
これからの社会に合わせて、年金や社会保障のあり方など、変えていく必要があるんじゃないかと個人的には思います。
みなさまの貴重な時間をいただき、また最後まで読んでくださりありがとうございます。
一応、本noteの内容は、完全性や正確性を保証するものではございません。記載内容を利用される際は、ご自身のご判断と責任に基づいてご利用くださいませ。
また、この中に介護のお医者様がいらっしゃいましたら、間違っているとこを容赦なくご指摘いただければ幸いです。